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December 7, 2009
マヴィのボジョレーヌーボー「キッピス」で乾杯
すでに先月の話し。19日夜は、マヴィさんのオーガニック ボジョレー ヌーヴォー パーティへ。今年はkurkku kitchenで開催されました。
毎年のように「今年はすごい!」と言われる!?ヌーボーですが、今年のは本当にすごい!と(笑) でもその証拠に今年はあっと言う間に完売。
「ヌーボーのワインなんて…」とハナからバカにしていう人もいます。ですが、はたしてそのヌーボーはどういう発酵工程をとられたものか。
「つぶして発酵させるだけなんでしょ」
これが、魔の最新技術というものがありまして。ひとくちにヌーボーといっても天と地ほども作り方が違うのです。
ぶどうを70℃で加熱し色が出るように抽出する作り方もあるといいます。そんなことをしたらもちろん天然の酵母は死んでしまいます。その場合、酵母を別に入れるわけです。香料だって入ります。こうして安いまずい大量生産ヌーボーは出来上がり。香料ですから「今年の香り」もへったくれもないわけです。
詳しくは
こんなに違う、今のつくり方 を参照。
今年の乾杯の音頭はツルネン マルティさんです。フィンランド出身。有機農業推進派!
クルックキッチンもフィンランド語なので、「フィンランド語で乾杯を!」と呼びかけました。
「キッピス」
なんかかわいい! キッピス!
田村さんがドアットさんの畑を映しながら紹介を。草ぼうぼうの自然な畑。
マヴィ設立は1998年。その頃はオーガニックって!?という時代でしたが、今は関心がある人がグンと増えました。日本酒と同様、まずいワインはまずいし、おいしいワインはおいしい。
ことオーガニックワインというと味よりも違う面が強調されます。よくある誤解が「オーガニックのワインって酸化防止剤無添加のワインのことでしょ」というもの。
チチチのチの間違いです。基準はしかとあります。酸化防止剤無添加 イコール オーガニックではありません。
生のワインはそれでは流通できません。酸化防止剤無添加のワインというのは無添加でも流通できる方法がとられているワインのこと。熱処理、ミクロフィルター処理などさまざまな方法があります。
酸化防止剤のことだけを強調してあるワインはハッキリ言って怪しい。そのほとんどはオーガニックではなく、かりにオーガニックの場合は輸入の濃縮オーガニックジュースを使用している…なんてことも。なんでもありの世界。
酸化防止剤うんぬんの前に、伝統的な醸造方法なのかどうかです。
ワインのぶどうは1回も洗わないのです。
水も加えません。
なによりも、適切に育ったぶどうでなくちゃおいしいワインにはならないのです。
原材料が味に影響するのは、ことワインが特別でも何でもなくて、口に入れるものはみな同じだと思います。
← ドアットさんのメッセージ
田村さんの自信作!ボジョレー私家版。まともにつくられたヌーボーは2〜3年寝かせても美味の証明。
最近、オーガニック人気でオーガニックワインの数が一気に増えました。しかし、トホホな味のオーガニックワインもいっぱい輸入されているのが残念。
誰がどう選ぶかです。長くヨーロッパで暮らしていた田村さん。おいしいものが大好き。おいしいからオーガニックという選択です。スタンダードがどこにあるかが重要です。
鈴木三河屋の大熊さん、柴田さん。もちろんマヴィを扱っています。(右)ツルネンさんと。
なごんでいたら、田村さんから呼び出しあり。映し出されているのは、あーっ。
ヌーボーのパーティなのに、なぜか紹介を。
びっくり。しかもその紹介を野々山さんが!
野々山さんとはマヴィつながり。マヴィ・ヌーボーの会はわれら二人が最多参加だと思います(笑)
パーティにはいろいろなゲストが。
マヴィファンというクリス智子さん、美人で華やか♡ (右)田村さんのママ(本物!)
マビィのメルマガ担当香織さんと浩代さん。おつかれさまでした。
*マビィのpartyレポートにも詳しく。
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