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October 27, 2007
岡山 丸本酒造オーガニック田の稲刈
岡山県、鴨方町の蔵元、丸本酒造さんの丸本さんから稲刈りのお誘いが。
丸本さんの蔵は「農産酒蔵」を名乗り、農業特区を日本で初めて取得し、米作りから酒作りまで行うワインで言えばドメーヌ蔵。3年前より無農薬栽培を続け、今季の刈り取り分では一部、有機JAS認定を取得。と、いうので興味ムクムク。ひとっ飛び出掛けてきました。
お米は「山田錦」です。永谷先生の指導のもと「三黄の稲作り」による栽培法。三回様子を見ながら慎重に水を控え、たくましく育てます。比べてみると、よその田んぼよりあきらかにゴールド。
蔵の奥にある丸本宅。「かもみどり」という名柄があるくらい、グリーンがトレードカラーですが、なんと屋根瓦までグリーン。
さて、稲刈り前に腹ごしらえに行きました! 丸本さんが「海外出張から帰ったら真っ先に行く」というソウルフルな町内のうどんやさんです。
ぬわんと w(゚Д゚)w
天ぷらうどんを頼むと、A4版の天ぷらシートが丼の上にのって登場。
天ぷらシートにひかれつつも、やっぱり定番!を注文。
うどんといえば湯だめです。つるつるシコシコ、艶のあるなまめかしいうどん。
テーブルには葱、ごま、生姜のすりおろしが置かれて、入れ放題! 生姜はすごく嬉しい。おでんもあって、充実のうどんやさんでした。
では、お腹も満たされたところで、
田んぼに戻り、いよいよ稲刈りです! d(*^ー゚)b いくで〜。
有機JAS認定を取得するには、さまざまなお約束があります。チェックシートをひとつひとつ確認しながらスタート。
軽トラックがやってきました。清水をたっぷり荷台に載せ、水を流し始めます。道具を始め、長靴まで丁寧に水で洗います。もちろんやまよも手や靴、鎌を洗いました。準備バンタン!
鎌ですよ! 三日月形をした鎌!(ほかの形はないだろう)
ベテランの蔵人さんから、刈り方指導を受け、1回で効率よく刈る角度や、刃の向け方など教わりました。稲をひとたば持って、刃を入れ、ぐいっと一気にひくと、かろやかに切れます。乾いた稲のにおいがそのたびに立ち上がり、なんともいい香り。
手で刈った稲は、少し濡らした藁で束ねます。ベテランのおばちゃんに、へっぽこやまよも教わってギュギュッと結ぶの巻。長い藁はいろんな場面で役立ちます。
そして、そして! 憧れの
コンバイン!
生まれて初めてのコンバインです! うらやましそうに見ていたら(笑)、運転させてくれました。世の中でこれほど楽しいことがあるでしょうかあっ!というくらい、コンバインの稲刈りは面白かったのであります。
丸本さんいわく
「コンバインに乗りますとな、まるで自分が海の中にいるようなんですわ。稲の穂がざわざわと波うつさまが、海の波に思えましてなあ」
目の前がすべて稲の頭でゆらゆら。どこまでも広がりある光景。黄金色にたわわに実った田んぼの波にざくざくと進むコンバイン。稲の香りいっぱい、いやされます〜! なんと健康的な作業。化学肥料や農薬を一切使っていない健康な田んぼだからこそ。
じゃ〜〜ん。すべて終了の図。達成感でいっぱいですが、なんにもなくなって寂しい気も。。。
ありがとうございました!!!
楽しかった稲刈りを終え、ハラペコで向かったのは、岡山市内にある「プロポスタ」さん。県内食材95%使用。契約した県内の農家さんから新鮮な野菜がたっぷり! 届くそうです。
丸本酒造の「竹林 瀞 」の生酒もあり。笑顔が素敵なオーナーの公文敬也さん。
湯気ほわほわでやってきた野菜のココット蒸しです。野菜は皮つきのままってのがいいですね! 中まで十分に火を通されてアツアツ〜。
田んぼの光景を思い出しながら、ひとしきり飲んで、食べて、語らって、素敵な一日の幕が閉じました。
「丸本さん! 来年は1haまかせてくださいっっっ」
Topics: ご当地もの, 日本酒 | No Comments »