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December 11, 2009
静岡・豊好園の出品茶を味わう会 その2 燦の煎れ方
「お茶飲み会」の主旨は、出品茶を味わうこと。
出品茶を味わうことはなかなかできません。ましてやきちんといれてというと難易度高し。
しかも! 茶産地の「水」で入れていただくことなんて不可能に近い。
だいたい知らないのです。きちんとしたいれかた。お恥ずかしながら…。コーヒーは豆をミルで挽いて温度も考え丁寧にいれるというのに。
部屋に通されると4人でひと組がセット(茶葉の量は計量ずみ)。指導は静岡県農林技術研究所から先生が3名いらしてボランティアで説明を。このあたりの連携、素晴らしいですね。
このお茶会「飲んでほしい」の気持ちからでもちろん無料。お食事も出るので近所の人はお祭りだと思っている感じ(笑)
お湯の温度もきっちりと計ります。針のように繊細で美しい茶葉。
お茶名は「燦(きらら)」。
●燦の煎れ方(4人分)
1 100ccのお湯を50℃まで冷まします(湯気が小さく上がる程度)。
2 急須にお茶10gを入れます。
3 お湯は円を描くように、ゆっくりと注ぎます。
4 茶葉が少し開きかけたら(約1分)、茶碗にゆるりと均等に、最後の一滴まで注ぎ出します。
1人で飲む場合は茶葉5g、湯量50ccで。
一煎目はまるでお出汁! 天然のアミノ酸がじゅわ〜っといっぱいあふれんばかり。上品な緑茶お出汁をいただいている感じです。そして片平のおばあちゃんmadeの栗の渋皮煮がくばられました。甘さ控えめで滋味深い味。この渋皮煮ピエールさんにもお出ししたそうです。
ダイジェストでご紹介。50℃に冷ましたお湯を急須に注ぐ。1分待つ。揺すらず円を描くようゆっくり注ぐ。
お湯が残らないように注ぎきる。2煎目は65℃で時間は20秒で注ぐ。3煎目、4煎目はお湯の温度を上げ、量も増やしてお試しを。
この会の常連さんという近所のおねえさんたちと一緒にいただきました。
「出がらしのお茶もらっていきなさいよ」と強くすすめられましたが、「今日は泊まりなので」と丁重にお断りしました。おねえさんたちは昨年、もらって帰ったそうです。
「茶がらは湯通しをして、おひたし、佃煮、油炒めにするといい」と片平さん。
このあと、感動のかき揚げ姿で茶がらと再会するのでありました!
つづく
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