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December 24, 2009
木村秋則さんの奇跡のリンゴ
無農薬・無肥料栽培でリンゴを栽培する青森県の木村秋則さんのリンゴです。木村さんのリンゴをいただくのは2度目。3年程前、知合いが送ってくれた時は、ティファニーの箱に後生大事に1個入っていたのでした。
ご本人の著書もあり↓
凛として立派!
mus mus佐藤さんにいただきました! 先日の鳥取の会終了後。
佐藤さん、やまよに食べさせようと、2個大切にとっておいてくれたのです!
ひとつは鳥取県庁の皆さんといただくことに。リンゴをカットする佐藤さん。
ナイフを入れたとたん果汁がジュワッとあふれだして。透き通るようなクリアな味わい。皆で感動。
そして大切に持ち帰った1個。
もったいなくて、なかなかナイフを入れられず…。
お茶畑で加藤はなゑちゃん(リンゴ生産現場で普及指導員として活動)に聞いた「良いリンゴとは」
(秋田弁、本人チェック済み)
「赤けりゃいいってもんでないっすべ。よく真っ赤なリンゴなのに、食べでみだら、なんだこれっ まず!?ってのあるっすべ。それは、だいたいが、リンゴのけっつ(お尻)まで赤くなってるんだすよ。これは、反射シートというアルミフィルムをリンゴの樹の下に敷いて、太陽の光を樹の下からも当てて、赤くする着色方法を使ってるんだす。
↑ 木村さんのリンゴのお尻。
リンゴは太陽の光が当たった所が赤くなるもんで、この方法使うと、まんべんなくリンゴが真っ赤になるんだす。でも、けっつまで赤くなるもんだがら、完熟したかどうかの判断がわからねぐなるんだすよ。
そうすると、まだ味がのらない果実を早取りしてしまって、おいしくないリンゴが出回ってしまうんだす。リンゴはけっつの色で熟度を判断するんだす。
反射シートを使って着色しなくても、健康な葉っぱで十分に収穫近くまで光合成をして育ったリンゴは、自分の力と太陽の力で赤くなるんだす。
一個一個、太陽の方に果実の向きを手で少しずつ変える「玉回し」で着色管理されたリンゴがうめんだすよ〜」
色が赤くついたものほど美しく、甘く、味も濃いと思いがち。ただしどうやって赤くなったかが問題であると。
「スーパーでよく『サンふじ』ってあるっすべ。あの“サン”は太陽ってこと。袋をかけずに太陽の光をたっぷり受けて育った無袋栽培。
リンゴに袋をかける有袋栽培があるんだすけど、無袋栽培のものより糖度が1.0〜1.5度も低くなったという調査結果があるほど、味が落ちるんだすよ。ビタミンCが減少することも知られてるんだすよ。秋田県では、無袋栽培がほとんどだすから、おすすめだすよ!」
最後に県の自慢も忘れない(笑)。
なるほど、葉っぱや枝の跡がついてしまうけど、無袋栽培がうまいわけだ。
「でんぷんが糖に変わるっすからよ、未熟なリンゴは粉っぽい味がするっすべ」
未熟なリンゴは、ふにゃっとした食感で、褐変が早く、すぐ真っ茶になるそう。自然食品店で買ったリンゴで切った断面が翌日まで茶色くならなかったものがありました。そういうことぉ!
さて木村さんのリンゴ。週末、会った勇人くんファミリーと半分こすることにしました。
勇人くんから届いたメール。
「木村さんのリンゴ、シャキッとすっきりしているのに(無駄がない)、とても甘くて、すごくおいしかったです。貴重なリンゴを分けて頂いて本当にありがとうございました。母が「木村さんのリンゴを食べて元気になるぞ〜!」と言っていました」
みずみずしくてナチュラルな味わいに再び感動。こんなに皆に大切に食べられて幸せなリンゴ。
リンゴ、見た目をどう判断するかです。
人といっしょですかね。
じゃ
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けっつが大事か!(笑)
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