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December 22, 2009
芸術的!華硝さんの江戸切子
先日の会でお目にかかった江戸切子の店 華硝 熊倉千砂都さんに「Rinで展示会があります」と教わり、行ってきました。
北森鴻さんの書いた「瑠璃の契り―旗師・冬狐堂」で表紙を飾ったのが華硝さんのお皿です。
削るのはこれです。ダイヤモンド。(右)技をお父上から引き継ぎ、次世代へ繋いでいる職人の弟さん。
大胆かつ繊細!高度な技が組み合わされた美しいデザイン。
順番がわかるようにプロセスが展示されていました。
切子が出来ていく様子がわかります。詳しくは華硝のこだわりをlook!
始めは真っ赤な色無地がどんどん立体的にデザインされていくのです。左はカットの太細を変えるダイヤモンドの円盤。
気が遠くなりそうな細かいカッティング。
ただの1度でも間違えたら、やり直しがききません。平面で定規が使えるならいざ知らず、球面でよくつじつまが合うと驚くばかり。
足つきのワイングラス。”現代の感性にふさわしいもの”を目指しているといいます。
器のみならず、インテリア用品にも。
湖の底から光を見るよう。
細やかで繊細な色と文様、華硝さんの切子のガラスは、まるでお酒を入れたように濡れて輝いて見えます。
「仕上げの磨きに安易な薬品は使わず、時間をかけて手磨きすることで透き通るような輝きを生んでいます」ということでした。すごい技術があるものです。
移動が多い展示会では、大作の器は出ないとか。お店ではもっとすごい作品があるそうです。行かなくちゃ!
作品とその作り手は似ているといいますが、まさにそんな感じの美男子・熊倉さんです。
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