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January 8, 2010
美保の関名物、焼きいか
島根県の突端にある美保神社(こちら詳しいHP→出雲國神仏霊場)に初詣しました。
美保神社は海に面した神社さん。海といっても海水浴場ではなく、漁船が集う港の海。そんな美保神社はゑびすさまの総本社! 漁業の神様としても名高いのです。本殿は国の重要文化財です。
お守りも鯛!
御利益は「海上安全」「大漁満足」など。山あいの神社さんではまず出ない漁業系言葉が飛び交います。
ここにお詣りしたら、コレです。コレ。
いかをかるく干して七輪で焼き、甘辛〜い醤油だれをつけた香ばしくって肉厚の「焼きいか」。
私にとっての焼きいかは、美保神社でいただくこのスタイルが原点。
東京の祭屋台で、冷凍いかをバケツの水で解凍しながら、鉄板で焼かれた真っ黒の物体を見た時は
「こんな汚いイカを食べる人がいるの〜?」とたまげたもんです。それはイカがなものかと。えぇ。
焼きいかの屋台は常時4〜5軒出ています。
お土産ものやでも焼いてます。
どこもかしこもイカ!のカーテン or のれん。イカすぜ!
透き通るように純白のいか。各店、自家製です。とはいえ遠目からだと、どれも同じように見え、選ぶ決めてに欠けます。もっと特徴を書いたらいいのに。いかの種類、干し加減、焼き加減、秘伝のたれのことなど書く事いっぱいあると思うのです(おっと職業病)。
鳥居の前に陣取った焼きいか屋台のおばちゃん。場所の争奪戦もあるのだろうか。いかだけに、いっかいずつ交代とか?
神社側から海を望む。本当に海の前というのがわかります。
さて、美保神社すぐ脇には、青畳通りという風情が残った古い通りがあります。
(左)明治時代の建物が軒を連ねます。中でも(右)美保館の本館は築100年。建物の中に建物があるようで相当面白い! 大座敷は一見の価値あり。料理は魚魚魚!
お詣りも見物も終わったら、最後に〆の焼きいかを。ここの屋台はシマメイカだそうです。
5時近くなり、店じまいの準備中のおばちゃんたち。売れ残ったいかは皆さんで食べるのでしょうか。もう、いいか…て感じ?
焼きいかはどこの店も500円でした。
いかはかるく丸めるようにして、たれをからめてビニール袋にくるりんと入れてくれます。食べ方指導もあり。たれが手につくと車のハンドルがべとついてちょっと悲しい…ですからね。と、経験者は語る。
屋台の食べものも、こんな風にご当地ものが幅をきかせてほしいもんです。
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