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April 27, 2010
静岡県東部新酒お披露目会
というわけで3月27日(土曜日)は『静岡県東部新酒お披露目会』へ。会場は沼津東急ホテル。4階からの眺めです。
日本酒セミナーでお話させていただきました。
「1日1合 純米酒!」 以下、省略 ヽ(^。^)丿
セミナーのあとは!
会場を移動して新酒お披露目会がスタート!静岡県東部蔵元会(富士正酒造・富士高砂酒造・富士錦酒造・牧野酒造・渡辺酒造・高嶋酒造・根上酒造店・万大醸造)さんたちのできたてホヤホヤ新酒がズラリ登場。
「誉富士普及推進協議会」の試飲ブースもあり! 誉富士(ホマレフジ) は静岡県で初めて育成されたオリジナル酒米です。
広く知ってもらうために県酒造組合、県卸酒販組合、JA静岡経済連、県など8団体で「誉富士普及推進協議会」を設立。というわけでこのブースでは県下で醸された誉富士100%使用のお酒が並びました。
誉富士の開発に関わった静岡県農林技術研究所の宮田祐二主任研究員です。おすすめの1本、神沢川酒造場の「正雪」を手に。
誉富士について熱く語る宮田研究員、そして生産者代表「焼津酒米研究会」元気いっぱいの梅原利浩会長です!
生産者さんも日本酒セミナーに参加してくれました。皆さん、楽しく明るい!人ばかり。気候の温暖な静岡県東部ですが、風土が人格を形成する…と思った次第。揃いの法被もいいじゃありませんか。誉富士を思わすような白くてすがすがしい法被。酒米生産者さん自らがこういうお酒の会に積極的に参加されるのがいいですね! こちらもいろいろ質問することができ勉強になりました。お米の作り手+蔵元+飲み手が一緒に集う会は、本当にいいな〜っと思います。
誉富士は「山田錦の良いところを受けつぎ、短稈種化した品種」だそうです。
静岡県酒造組合のホームページより
誉富士の特性
- 出穂、成熟期は「山田錦」と同等の晩成熟期です。
- 稈長が「山田錦」より24cm短く、穂長もわずかに短い、穂数はほぼ同じです。
- 下位節間が短く、稈質がやや硬いため極めて倒伏しにくい品種です。
- 止葉は「山田錦」と同様になびき、穂は穂軸が柔らかくなびきやすい傾向です。
- 玄米の品質・粒大は「山田錦」と同等で、収量性は「山田錦」より高いと推測されます。
- 「山田錦」と同様に、いもち病に弱く、穂発芽しやすいが、脱粒性は、やや難に変化しています。
- たんぱく含有量は「山田錦」並みで低く、優れます。
- 心白の発現は「山田錦」よりも多く、玄米断面における心白の形状は線状です。
- 精米特性は、ほぼ「山田錦」並みで、高度精白にも耐えられます。
なのだそうです。詳しくはコチラ
もちろん、誉富士以外のお米の酒も勢揃い。なにっ「げんこつ」ぅ?イタッ。
高嶋酒造さんのブース。(右)「少汲水純米酒」は、昔ながらの汲み水歩合で仕込んだお酒。
というお酒。個性はっきり。企画力に拍手!
(左)金明を醸す根上酒造店さん。(右)高砂を醸す富士高砂酒造さん。他のお蔵のお酒もどれもきれいで欠点が見つかりにくい。静岡はレベルが高いな〜を実感。
この会で面白いのは入場料には料理は含まれず、その場でチョイスして購入できること。
例えば鰹のたたきとか、小さなイカを丸ごと煮たものとか。さすが沼津、魚メニューが豊富。どれもそそられました(笑)
(左)食べやすそうな↑これをチョイス。(右)このお祭り風イカの焼いたものも手が出そうになりましたが、ちょっと食べにくそうで断念。
静岡大学 農学部 共生バイオサイエンス学科 農学博士の小嶋睦雄教授に静岡大学オリジナル日本酒「静大育ち」をプレゼントしていただきました。どんなこだわりのお酒かはコチラ!
丸茂芹澤酒店の芹澤直茂さん(左。隣が弟の孝茂さん、そして田辺さん)に神亀・活性にごりの17年古酒を! 活性にごりの古酒ですから、とってもカワリダネ…。(これはF千恵子さんと開けたいと思います)。芹澤酒店さんは古酒が充実のよう。なんでも「るみ子の酒」の10年前の古酒もあるという(杜氏はるみ子さんではなく、前杜氏が醸したものとか)すごいっ☆
Mr.たたみいわしクンこと、酒の矢田・矢田匠さん。秋田の会でもお会いしました〜。
鈴木酒店さんの鈴木誠(blog紹介あり)さんも『純米酒BOOK』をご持参いただきありがとうございました。
というわけで静岡バンザイな一日! 会長と2ショット ~(^Д^~)
*chirosanoさん、さっそく試してくれてありがとう!
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