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June 25, 2010
大宇陀の山椒と生酛のどぶ
奈良県大宇陀にある蔵元・久保本家酒造のきもとづくりのお酒「きもとのどぶ」。
アツアツのお燗酒にしてもヘコタレナイ強いつくり。瓶ごとお燗に。
アルコール15度台ということもありますが、このお酒はするすると飲みやすい。どれほど飲んでも悪酔いしません。お燗で飲むせいか、はたまた、ビタミンB群、食物繊維たっぷりだからか。きもとづくりによるものなのか。
たぶん全部!なのだと思いますが、不思議なお酒です。この酒には海藻や日本のハーブ&スパイスをきかせたものがよくあいます。
最近気に入っている小松菜と油揚げの煮びたし。最後に海苔を焼いてちぎって加えてあえます。磯の味プラス、海藻のアミノ酸うまみでおつまみに最高。
山椒。ブーケの形みたいです。広がり方がカワイイ!
大宇陀の久保本家さん近辺で取れた山椒。
見事なまでの美しいグリーン。
葛の産地でもある大宇陀周辺は山深い地。山椒の木もたくさんあるようです。
特有のスパイシーな香りにしばしうっとり。季節を感じる瞬間です。今年もこの季節を迎えられて幸せだと思う。
「山椒は小粒でもピリリと辛い」といいますが、まさにその通りで、試しに1粒口に入れたら辛〜〜いのなんの。しばらく口中シビレてました。とはいえ、わかっていても試さずにはいられない(笑) そしてつぶやく「サンショウハコツブデモピリリトカライ」
まずは定番のちりめん山椒にチャレンジ!
じゃこを日本酒と水、醤油少々でふっくら炊いて、かるくアク抜きした山椒を入れてコトコト。自分で作るとおいしいな〜。香りが違う!(取れ立ての山椒のおかげです)。料理の腕はなくても調味料だけはいいですから。
ちりめん山椒はお弁当にも大活躍! ご飯手前は赤峰勝人さんの大根葉を、味噌あじウエットふりかけにしたものです。マダケと人参の組み合わせもお気に入り。甘さにコクが出ます。カロチン力!←(「かろちんか」ではなく「かろちんりょく」)
山椒と一緒に、人参とスナップえんどうが入っていたので仲良く一緒に炊きました。スナップエンドウは爽やかで甘くふくよかな味。人参から濃い甘みが出るので、油揚との3種組み合わせはいい感じです。使ったのはお酒と醤油と塩少々。油揚げ、人参は最初に炒めて水分を飛ばします。
そんなわけで週末は山椒プラスのおかげでヘルシーご飯。具だくさん味噌汁と納豆、玄米小豆ご飯と野菜づくしのランチタイムになりました。パンと珈琲も好きだけど、こういうご飯は身体の底から「おいし〜っ」と思います。おいしさを感じるところが違うといいましょうか。土地でとれたもの同士はやっぱり相性がいいですね。山と海の出会いのちりめん山椒もいいですが(って結局なんでもおいしい!?)
Topics: cooking, 到来もの, 日本酒 | No Comments »