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August 17, 2010
動物さまの毛さまざま
月イチで蕗翠先生にお習字おそわっています。
先生が飽きないように!? 下手でも!楽しめる工夫をいろいろ提案してくれるのです。
今回は筆!
こちらはなんとウサギさんの毛。この筆を使うと、上のような字が書けるという。
先生いわく
「≪卯髭≫〜ウサギの髭(ひげ)の筆です。毛の1本1本が硬く弾力に富み、ピーンとはじけるので、シャープな面白い線が狙えます」
ほ〜ぉ。ヒゲ。抜くとき痛そう
そしてこちらは
鼠…ネ、ネズミさん!?
「≪鼠≫〜ネズミの毛です。そのあたりにいるネズミではなく、野鼠の毛のようです」
こんなにロン毛じゃないですもんね。
そして
狼毫!
「≪狼毫≫〜狼と書いていますが、オオカミではなく鼬(イタチ)の毛です。イタチの尻尾のみで作られていて、毛先が細く弾力が強いため、穂先が良く利きます」
イタチの尻毛…尻。
「こちらは≪山兎≫〜山ウサギの毛です。毛先が良く、弾力に富んでいます」
ぴょんぴょんとね。
番外編。こちらは竹そのものを使った筆。↑数字を書くとなかなか楽しい。しかも格段に安いという。
極上!
「≪鼬≫〜イタチの毛。毛の色は、濃い茶色。比較的柔らかいですね」
ふたたびイタチ。利用価値大。いい毛を持ったばかりにぃ。
ずら〜り筆動物園!
筆とひとくちでいっても、本当にいろいろな動物の種類があることがわかりました。穂先はさわると気持ちいい。ほかにも、狸毛・リス毛・猫毛・鹿毛・馬毛・豚毛などがあるそうです。いろんな人が競って試したに違いありません。
「毛の違いでどんなタイプの字が書けるか、というよりも、 その筆の個性を生かす、あるいは利用して書くということです」と先生。
驚いた超ビックな1本!
「≪羊毛≫〜非常に柔らかい山羊の毛です」
大きな紙に一気に書くのに向いているそうです。いろいろあって楽しい書の道具!
だからこそ、弘法筆を選ばず…という言葉もあるのでしょう。
蕗翠先生に「一日一合純米酒」の見本を書いてもらうの図。
暑気払いは泡か冷酒に限ります。とはいえ、習ったものの、結局1枚も出さずじまいで夏が終わる…。
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