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November 3, 2010
名張の醍醐さん
思い出し日記。忘れられない八月・醍醐さん訪問記にタイムトリップ。伊勢集合の仕事があり、その前夜、立ち寄らせていただきました。
予約したさい、どこの山本とは名乗らなかったため、とっても驚いてくれました〜!
素敵な醍醐・福嶋さんご夫妻です。
はじめの一品!味いろいろの籠盛り。
お酒が飲めないという福嶋さんご夫妻ですが、日本酒、日本ワイン、焼酎と各種揃っています。
写真が間に合わないところは付箋で説明「わ〜っ。付箋は見られたくなかったです(笑)」と奥さま。
綿屋さんの阿波山田錦の大吟醸
雪のドームでおつくり登場! バチマグロ、平目(エンガワと身)、ハモ、カンパチなど。
この夜はまだまだ暑い熱帯夜。醍醐さんの快適空間で美酒、涼やかな演出のもてなし、醍醐さんご夫妻、スタッフの皆さんの笑顔に、心身ともにくつろいで。
鹿や猿が出るような夜道をえんえんロングドライブしてきたかいがあった〜っ!と思いました。思えば、境港から走ってきたのでした。
焼き物。クロムツの粕漬け。鮎の煮びたし。
「蟹のマルマル」と呼ばれている一品。夢のような蟹の出し方!
きれいに身をはずし、殻につめ直してありました。こんなにラクに蟹が食べられるなんてバチあたり!
地元名張の瀧自慢さん!
超珍味!「イカのサンマのわたあえ」上にのっているのはサンマの骨! 鮮度のいいキモを1回塩で焼いてからイカの刺身とあえたとか。日本酒がすすみます!
醍醐さんから一番近い蔵元という、木屋正酒造・而今をいただきました。すると「先日、而今さんが依田さんを連れていらしたんです。で、山本さんの話になって」と知合いの依田さんの話になる。山梨甲府の依田酒店の依田さん!?
依田さんセレクトの日本ワイン!
お酒について依田さんが書いた説明書き。万年筆の手書きです!
絵入り〜。
万年筆で丁寧にびっしりと。嬉しいですね。みんなに。
発泡をいただきました。個性的!
醍醐の若い衆も和ワインの勉強!
そしてまだまだ
甘海老の珍味。味噌をはずして、酒で蒸し上げた身とあえたもの。手前はカラリと素揚げした殻部分。
「平目のエンガワ、キモをあぶってポン酢で」
もう、飲んでください!といわんばかりの一品が続々登場。
そして握り!
わ〜
わ”〜〜
わ”〜〜〜〜〜!
すこぶる美味★★★ みょうばん不使用の四国のウニ!
バチあたってもしょうがない!? ネタばかり。醍醐さんではオリジナルの「醤油がいらない握り寿司」が大人気。あらかじめネタにうっすらバランスの良い味をつけているのです。
確かに醤油をネタにつけるとき部分的につきすぎるため、難しいと思っていました。手元が狂うとシャリに醤油がべったりついたり。また、ネタによってその醤油があうかどうか…?と思うことも。
寿司飯は三重県産・農薬不使用の「イセヒカリ」。写真右は醍醐さんオリジナルのマグロ巻きです。初めてみました。なんでも「マグロをおいしく食べてもらうために」考えた巻きモノだそうです。研究熱心!
1ヶ月分くらいの魚をいただいた夜。
寿司とは ”誰がなにを思って握るか” に、つきると思いました。
寿司ブームのパリでは妙な握りをたくさん見ました。在住の角野恵子さんによると「今までチャーハンを出していた店が”寿司の方が人気”とわかると、鞍替えして握り寿司を出すんです。チャーハンは炊いて炒めて、また具材も意外にいるけれど、寿司は米とネタで済むから簡単と思うようです。正しい寿司かどうか?なものばかり増えて…」
最も困るのは中国の焼酎をJapanese sakeと言って出す事だそうです。なので「日本酒はきついから飲めない」と敬遠するフランス人が多いとか。角野さんがまともな(当たり前の)日本酒を出すと「やさしい味!」とそれは驚いてくれるそうです。困ったもんだよ。中国の人。
醍醐さんの寿司を食べにこられよ!
はしりの松茸の赤だし。最後のデザート。ごちそうさまでした!
●寿司・割烹 醍醐
三重県名張市百合が丘西6-72
電話 0595-64-6767
Topics: shop, ご当地もの, 日本酒 | No Comments »