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December 13, 2007
鳥取 Mt.大山のご馳走
11月に出かけた大山の話。大山といっても神奈川の「おおやま」ではなく、鳥取県の大山です。ここに精進料理の老舗「宿坊 観証院 山楽荘 」があり、およばれしてきました。
玄関を入ると、色とりどりの葉が水鉢に。
お箸が添えられていました。理由を典座さまに伺うと「好きなように並べ変えたり、遊んでいただけたら」と。素敵です〜! 目のご馳走ですね。
標高830m。この地で採れたものをお出しするのが特徴とか。自ら山に入り、きのこや実を採取されるそうです。 なめこおろし、ぶなはりたけの辛子あえ、大山きゃらぼくの寒天よせ。
お若い典座さま、肌が透き通るほどきれい。
食事前にありがたいお話しを頂戴しました。
山いか刺し。わらび葛を練ったもの+湯葉。
いたく感動した「大山きゃらぼくの実の寒天よせ」!
生まれて初めていただきました。きゃらぼくは大山に生える樹。実が食べられるとは知りませんでした。まさにここでしか食べられない一品。はかない命をいつくしんでいただきました。種は毒なので抜いてあるそうです。細かい作業。
*キャラボクはイチイの変種で東北から中国地方にの日本海側の山地に分布。大山では「ダイセンキャラボク」の名で親しまれる。鳥取県の県木。
紅葉の葉、まいたけ、ひらたけ、ならたけ、なめこ、くりたけ、山の天ぷらづくし。
古代米(黒米)のお餅。もちもちして甘〜い。
赤米を煎ったおすまし。精進のお出汁が身体に温かくしみいります。この他に豆乳湯豆腐、ごま豆腐、ぬきたけの酢味噌あえ、桑の実のお酒、名物の大山おこわ(ぶなはりたけ入り)がでました。お気持ちが伝わる料理が並び、大満足の3150円。ご馳走さまでした。
「宿坊 観証院 山楽荘 」は、大山寺宿坊に伝わる山菜精進料理の伝統を守る静かな宿。山麓で採れる旬の素材をふんだんに生かした身体にやさしい精進料理。食事だけも可。スキー場にもなる大山だけに冬は素敵なほど寒いです
鳥取県西伯郡大山町大山14
電話 0859-52-2006
食事11時〜14時、17時〜20時 要予約
一泊二食8400円〜。食事3150円〜5250円
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