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November 23, 2010
六槽の槽でしぼる蔵・刈穂
春霞さんの次は、刈穂さんへお邪魔しました。どこもかしこも整理整頓が行き届いた清潔な蔵。
杜氏の斎藤泰幸さんです!ハンサムで声が素敵、歌がうまいことでも有名。秋田の酒を楽しむ会では「秋田酒屋唄」の専属歌手!? 短い言葉で非常にわかりやすく説明してくれました。歌がうまけりゃ、説明もうまい。頭のいい人は違います。
その昔に建てられた蔵。この扉の奥にはタンクが。
歴史を重ねた蔵内。
余計なものが何もない。
麹室も清潔で清々しい。暮らしてもいいかと思うほど快適。
作業しやすい環境づくり。大事です。
お姫さまのような扱いの酒母!とってもいい香り。
山廃酒母室には他の菌の影響をうけないよう、お祓いのしめ縄が。
最初見た蔵の内側です。格子がかっこいい!
日本は梁や障子、畳など直線美が美しい国なのだと改めて。しかしすごい梁ですわ。
どこも絵になります。
そして!
お酒をしぼるときの槽です。なんと刈穂さんは「やぶた」がなく、すべてこの槽でしぼっているそうです。
その数が六あるので、「六舟」というブランドがあるのだとか。まっ〜たく知りませんでした。もっと言えばいいのにです。
堂々とした槽。現役ならではの重厚感あり。
この槽の底をのぞかせてもらったら、このようなデザインに。効率よく形つくられています。しかも、塗装は漆です。
美しい!まさに実用の美ですね。
ホコリってなに?というくらいきれいに清められた蔵内。
斎藤杜氏と2ショット。ありがとうございました!
きき酒タイム。
六槽の槽から「六舟」と。水上勉氏の書だそうです。由来も書家も今回、初めて知りました。
刈穂 純米吟醸 秋田77号(秋田酒こまち100%) 50%精米。爽やかキレイ系。
やまとしずくシリーズ。名前の由来
農家と一体となった米つくり。秋田の米、水にこだわるのがこの銘柄とか。これは秋田酒こまちの純米吟醸。
美郷錦の純米吟醸
陸羽132号を使った純米酒。多酸系でジューシィ。個性的。好きなタイプ。
きもとづくりの純米酒。これはお燗でいただきたかった(笑)
速醸あり、山廃あり、きもとあり。斎藤杜氏器用です。
さて、秋田清酒さんのもうひとつのブランドは出羽鶴です。今回は時間がなく、伺えませんでした。残念。
ふんわりおだやかな美酒!まあるい味わいで、不思議においしい。無農薬栽培のお米だそうです。オーリングテストしたら強かった。米の力おそるべし。
検索したら以下のブログを発見
「大曲仙北無農薬栽培研究会」そうだったのですか〜。
もっと言えばいいのに。伊藤さん。
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