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December 27, 2010
三重・斎宮歴史博物館
10月27日まだ空が明けきってない早朝、東京を出発。
ビューン。新幹線で名古屋。近鉄に乗り換え
三重に入る頃には太陽がのぼってました。松阪駅から車で30分。
到着しました!ここが斎宮歴史博物館です。こちらの建物じつは!
1本も杭を打ち込まず建築しているという。↑建物下にこんなに遺跡があるという。
斎宮は、天皇の代わりに伊勢神宮に仕えた未婚の皇女「斎王(さいおう)」の宮殿が置かれたところです。三重県多気郡明和町にある斎宮跡がその遺跡で、昭和54年(1979)に約137ヘクタールの範囲が国の史跡に指定されました。
斎宮歴史博物館は、昭和45年(1970)以来継続的に進められている発掘調査や研究の成果に基づき、斎宮の歴史を紹介するため、平成元年 (1989)10月に史跡の一角に開館した県立のテーマ博物館です。建物は、地下の遺跡を傷めないように特別な工法で建てられています。
ご案内は斎宮歴史博物館学芸員の榎村寛之さんです。はるか昔の歴史ですが、現代の事柄に置き換えてわかりやすく説明してくださいました。 榎村さんは『伊勢斎宮の歴史と文化』『伊勢斎宮と斎王―祈りをささげた皇女たち (塙選書)』など著書も多数。歴史以外、妖怪から何から何まで詳しい!
天皇に代わり、伊勢神宮に仕えた未婚の皇女「斎王」。その宮殿を再現した展示。
各地から貢ぎ物が届いたそうです。
「結構おいしい暮らしをしていたのではと思います(笑)」と榎村さん。
斎宮内では独特の言葉が多かったようです。伊勢神宮へのおつとめの合間、斎王はひらがなを楽しんだりも。
興味深かったのは「食」に関して。韓国の影響が随所にみられます。
銀器に山高く盛りつけるスタイルはまさに。
ここに書かれているように、この頃の食事は味をつけることはせず、酒、酢、ひしお、塩を適度にブレンドして食べていたとか。
鮑です! 展示物いろいろあり。
意味深い記号が入った器!
お宝ザクザク。ぜひ現物を見に斎宮歴史博物館まで! 歴史の結びつきから意外な事実がわかります。
こんなに出土したという器!
↑この時代に青磁のお椀が?
↓こんなに広かったの? という斎宮、再現模型。大きなひとつの町です。
しかもその足下は
現代の空撮がはめ込まれています。ここがこうなって…がよくわかります。
こんにちは。等身大、斎王のお人形さん。
館内には喫茶ルインズあり。
懐かしのナポリタンあり。
またお隣には地元多気郡明和町の名産品を扱う売店も。
手書きPOP、コピーに工夫が。
海藻やらうどんやらを販売。
購入した「きせいちゃん米せんべい」原材料はシンプルに米、塩、黒砂糖のみ。椎茸は入っていないものの、なぜか椎茸くんが作っている風のイラストが。はて
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三重県多気郡明和町竹川503
TEL0596-52-3800(代)
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