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October 16, 2007
塩らっきょうにゾッコン
市販のらっきょうは甘ずっぱすぎて、1粒食べるともうたくさん…です。
それがあるとき「つくしのこ」のお母さんが漬けた、”塩だけで漬けたらっきょう”を食べたら、おいしくてびっくり。
身体すっきり爽快になる感じ。純米酒にもあう!
血がきれいになって、目がさめて、さらに飲める(笑)力がある!
それがらっきょうのパワーなんですね。甘くしちゃモッタイナイ。
我が故郷、鳥取県では「砂丘らっきょう」が有名。その砂丘にほど近い、鳥取県岩美町の町役場、観光課にお努めの川上寿朗さんからはずんだ声で電話があり
「3年ごしでようやっとできましたわ」
自家製の無農薬らっきょうを送ってくれたのは、夏ももうすぐ終わりという頃。
らっきょうがスーパーに並ぶのはだいたい6月前後。最近はらっきょうの出荷が早いため、早稲(わせ)で出す傾向にあります。もたもたしていると「はよ出荷せんと、梅が並ぶ」と店におどされるそうです。棚取り合戦大変。
早め早めの出荷が当たり前になってくると、本当の旬がわからなくなってしまいます。
たくさん送っていただいたので、これはらっきょう名人のつくしのこのお母さんに意見を聞こうと半分こしました。
さすが無農薬だけあって、根がしっかり!
そして身が堅い。
そのまま口に入れると、ぎっしり!味の凝縮感があります。
さて、2ヶ月後
「味をみてみて、ぜんぜん違うのよ!」
と、目の前に出されたのは川上さんのらっきょう。らっきょう漬けて、うんじゅうねんのお母さんが興奮気味!
味がしっかり複雑にあって、うまいのなんの。 コリコリと食感も最高!
一粒食べると、身体爽快! パワーみなぎる味。
塩だけで漬けて、このわずかな期間に味が出るというのは素材の力オソルベシ。
酢やはちみつを使うとモッタイナイ。塩だけでおいしいらっきょうでした。辛いだけかというと、乳酸醗酵もした深い味わいも。こんなおいしいの食べたら、ほかのはぜったい食べられない。私が漬けたものよりおいしい。重石の差のようです。来年は自分が載るかな。
まるでダイヤモンド!の輝き
50人定員の店を2人で切り盛りする超人的親子。
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