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January 10, 2011
テレビが飛びつくPR
友人の殿村美樹ちゃん(同い年)が本を出しました!そのタイトルは『テレビが飛びつくPR―予算9万円で国民的ブームを起こす方法』。今までの仕事の集大成とも言えるノウハウを紹介した本です。
今や年末行事となった「今年の漢字」をブームにしたのも美樹ちゃん。当時は、これからはパソコンの時代という風潮で、誰も漢字を振り返らなかった頃。協会も予算がなく、頭をひねった美樹ちゃんが考えたのが・・・詳しくは本をどうぞ。
アイディアあふれ てとっても明るい美樹ちゃんですが、じつはとっても苦労人。「父は年収50万円の貧乏画家だった(本人談)」で、昔からありとあらゆる仕事を経験したといいます。
大学進学するも、学費と生活費をかせぐため、朝4時から働いていたとか。そんな早朝どんなバイトがあったのか聞くと、豆腐の製造という。ほほー。
そして豆腐がすむと、その足で病院事務および受付のバイトへ。その後はハンバーガー店という具合だったそう。
「”ありがとうございますっ”ていわなあかんンのに、つい”お大事に”っていうてしもて、店長にえらい怒られたもんやわ(笑)」
そのときの仕事がすべて今の仕事に生かされているという。
↑最終の新幹線で帰るというので東京駅前新丸ビルのmus musで会いました。全国から届く地方素材を蒸したり焼いたりシンプルに味わうお店です。
阪神大震災のとき、神戸に住んでいた美樹ちゃん。買って1ヶ月目のマンション、ドアがあかなくなりベランダに出たら対面の古いマンションがぐしゃりとつぶれていた。
ベランダに出たお隣さんと初めて言葉を交わしたという。
大地震を体験し、生かされていることに感謝したという美樹ちゃん。
「これからは日本のいいものをPRする仕事にしよう!」と決意したという。
知り合って15年くらいたちました。お互い人生いろいろありました〜っ。
美樹ちゃんは5年ほど前、医療ミスで長期入院したことも。その時の体験もすごかった。
朝起きたらいきなり人工肛門になっていたという。
その時「何を食べたら腸が震えたか」話は実話だけに説得力ありましたとさ。→このブログでもちょこっと書きました 2010May・blog
さて新著「テレビが〜」という本のタイトルですが、物事や商品を ”可視化する” ということに意味があるということなんだ!と。
魅力がなんであるか、シンプルに伝わらなければ人は振り向いてくれないということ。
私(やまよ)は全国行脚で漁師さん、農家さん、豆腐やさん、お菓子やさん、パン屋さん、酒蔵さんetc.とお会いする機会が多いのですが「うちのは食べれば(飲めば)わかる」という人多し。
「口にする前にどうやって選んでもらうのか」
そこが課題。
この本の目玉は!
このシートかもしれません。
この本を読むうち、そしてシートを仕上げるうちに、だんだんわかってくるのです。
自分は何を売りたいのか!
何をどうしたいのか。どうやってモノづくりをしていったらいいのか。自分で気づく!ここが重要。
しかも今はインターネットという便利なものがある。地方でも予算がなくても、大丈夫。自分でできる!
美樹ちゃんは笑うと目が細い糸状態になるため、きちんと顔を撮影しようとテラスに出てもらいました。東京駅のあかりはザ・大都会!
これからも日本のいいもの発掘して、磨き上げてください!(左)やっぱり糸目。(右)ようやくちょっと開いた!
今、美樹ちゃんは「畳」というこれまた瀕死の業界を救うべく、挑戦を始めています。がんばれ美樹ちゃん。今年は大台だ(関係ない!?)
『テレビが飛びつくPR―予算9万円で国民的ブームを起こす方法』
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