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January 14, 2011
和ごとを楽しむ会
12月4日長井尚美さんに誘われて「着物と和ごとを楽しむ会」へ。文字通り、着物を着て「和ごと」を楽しもうの趣旨で前回は講談。今回は落語です。
三遊亭きつつきさん登場。テンポよく、適度な独自毒があって、長井さんのお気に入りという。
着物は母に譲ってもらったものをウン年ぶりに引っ張りだしました。下北沢に引越す前、北区西ヶ原→湘南藤沢暮らしでしたが、その間、しまいっぱなしだった! 開けてみたらとんでもないシワが…。半襟にシミが…。だいたい帯ってどう締めんのさっ。ふがーっ。着物断念。
落語のあとは、かんぱーい。ほとんどの人が着物です。あたりまえですが。きつつきさんはお酒が飲めないとかでビールを1mmほど。
わいわい歓談のあとは、ひとことご挨拶タイム。今回最年少のお客様はこのおボッチャン。落語が始まる前に将棋の本を読んでいた!シブいぜ。将来は将棋士。なれなかったら落語家という。小学六年生ですぜ。右はおボッチャンのママ「日本の子供は着物姿が一番かわいいと思うんです!」
このおボッチャン落語にたいそう詳しく、笑うとこは大笑いするものの、結構厳しい(笑)
「君、あとでな」と、きつつきさん(爆)
ヒヤリングしたところスポーツはサッカーが趣味。着物大好き。でも、友達で着物を着てる子はいないという。
右が長井さん。この日はシックな紫色の結城。
そんなわけで服のやまよ。きつつきさんと2ショット
自己紹介は着物説明コーナーでもあり。皆さん、工夫自慢!
こちらも染め直した古代紫。半襟が男物の羽織を解体したというグレーの絞り。マニッシュ! 袖からチラ見えするのはターコイズブルー。遊びも忘れない。
初めて参加した和ごとを楽しむ会・2010年9月18日at高円寺
一龍斎貞寿さん。講談です。そうです、バンバンババンバンと叩きながらはなすアレです。こんなに若い女性も!いるんですね〜。一番若いと本人談。
あの叩く道具は自作なのだそうです。和紙をバタンバタンと厚く巻いて音をやわらかくするのが一龍斎系の好みだとか。ほ〜っ
HPを見ると「創作講談」もするという。
地元に残る民話や伝説、または個人の一代記などを一席の講談にして申し上げます。
(例)
☆慶長出羽合戦(山形)
☆練馬大根の由来(東京・練馬)
☆照姫伝説(東京・練馬)
☆へっぴりよめご
・
へっぴりよめご!
へっぴりのへ=屁 ですよっ へっ。かわいい題名です。口に出して言ってみそ。「へっぴりよめご」。あの話は発祥がきちんとあるの?と検索をかけたら、山形県の話のようです。
へ〜っ(やめろっ)
→ 屁っぴり嫁コ
あれ? 宮城県という説もある→ へっぴりよめごの話
おや? 岩手県説もあった→ 屁っぴり嫁っこ
まっ、そのあたりっ!てことで。がまんしちゃいかんね。
お品のいい長井さん。決まってます。
お隣のお姉さま、襦袢の柄を見せてもらいました。じつは織りが凝ってます。
なんでも帯は古いもので1000円で入手。長さが足りなくて、見えないところは違う布で足しているそうです。しかも、この朝切って仕立てて、モチロン自分で締めてきた…と。そうですかっ。
茶色の帯に、ブルーをちょっぴり差し色に。
お着替えした一龍斎貞寿さん。お嬢さんです。講談の先輩方はアニメの声優さんであることが多いそうです。
貞寿さん、明るいです。
帯ズラリ。あれ? 黒地の帯の柄は稲穂?
近くでじっくり見せてもらったら雑穀でした。たわわに実った粟か黍!そこにスズメちゃんがちゅんちゅん集まって。なんて素敵!美しいイエロー!日本人の感性万歳。ちょうど収穫の時季だったのでこの帯を締めたそうです。
なになに、地味に見える着物地だけど、よく見ればね、あ〜っ、ウサギさんが跳ねている!
皆さんそれぞれの着物で楽しんでおられます。
かっこいい。
長井さんのお母様。いつもにこやか、御年90歳!とても見えません。この日は大島でいらっしゃいました。「かるいんですよ」と。
皆さん、ただ買ってきたものをそのまま…なんて人は誰もおらず、「ひいおばあさんの着物です」とか、「お義母さんの着物を染め直しました」「20歳の時の着物を染め直して」「骨董市で見つけて」など。楽しんでおられる方ばかり。
「着物は長持ちするんです」と長井さん。「お茶会ではできない着物の楽しさがあるんですよ。楽しいですから山本さんもぜひ!」
2011年の課題は着物を着てみる事であります。日本人なのに日本の衣が着れないとは。情けないことでございます。
半襟はどうやって取り替えるのかネットで調べたら、すごい案がありました。「両面テープでとめる」。ただ、それはそれで難しく、また、ずれてしまいがちだそうです。
母に聞いたら「ざくざく縫えばいいのよ」と。はい。ええ。まあそうです。
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