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January 28, 2011
臭いがキレイ三重セミナー2
前回続き。朝9時に到着したMr.キタガワ。漁師で猟師で農家で民宿オーナー料理長で「しょっから」名人の北川聡さんです。セミナーで使用するアラハダの「しょっから」を手にしたとこパチリ。「アラハダは網でとったものは腸内にウロコが入るので使えない、釣ったものしかしょっからにできん」という。
『臭いがキレイ!? 三重の”美”発酵食しょっから』
●aff お宝!日本の郷土食
お燗で楽しむ2種類。セレクトbyムーミン安田。(右)あだこキャンディーズ&やまよ。
三重には自然が育んだ〈珍〉発酵食がいっぱい。中でも伊勢志摩国立公園・的矢湾内の小さな漁港、畔蛸町の郷土食「しょっから」(塩辛)は、魚を大胆に塩漬けにする、見た目も味もインパクトある超珍味!
トップ漁師の北川聡さんに、遊女も食べた!?という「しょっから」を三重の米の酒とともに試食しながら【臭い=キレイ】ヒミツに迫る体感セミナー。
はじまりはじまり!北川夫妻の登場です。皆さんには入場とともに、三重県四日市のタカハシ酒造『伊勢の白酒』酒粕で作った甘酒をふるまいました。
最終学歴は「自動車学校!」そして「あだこのとうだい・ようしょく学科在学中」という北川さん。まずは民宿北川の名物料理の数々を紹介。伊勢エビ、平目、カキ、タコ、イカ、海藻。買ってきたものは一切ナシ。ぜ〜んぶ自分でとってくる。つってくる。
でも、一番好きなのは自分で釣ってきた魚で作る「しょっから!」
夏場、食欲がない時もこれさえあれば何杯でも食べられるというソウルフルなパワーフード。
「しょっから」とは文字通り「塩辛」のことで、伊勢志摩地域はイカではなくカツオやサバ、イワシで作る。魚を長期保存するための漁師のマル秘発酵食!
田んぼの写真を前に。小学生の頃、蟹を旅館に売りに行っていた。そのとき、蟹のハサミが開かないよう結ぶのに使ったのが稲藁だったという。様子がよかったという。そして稲藁は「しょっから」の脂をとるのにも役に立つ。ノリノリのMr.キタガワサトシ!
田んぼのサトシ!
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セミナーより
旬の魚は脂が多く、塩漬けすると脂が浮いてくる。そのために、脂とり用の藁を敷く
「いらん脂が出ると、塩が効きにくくなる。そのままにすると、脂キトキトでまずくて食べられん。だから藁で吸い取るんや」
サトシの田んぼ↑
「藁は脂をよく吸うし持ち運びも軽くてええ。使わんときは燃やしてしまえばいいし、なにしろ買わんですむ」
→しょっからはエコ!
奥さんのヨシコさんは、19歳だったときに1本釣りでゲット!
「だまされました」byヨシコ
「いえ、ボクがだまされました」byサトシ
ヨシコさんはシティガールだったので、畔蛸にくるまで、しょっからを食べた事がなかったという。今は大好き!ヨシコさんのおすすめの食べ方は、北川のおじいさんに教わったという「酢に浸す食べ方」。それもおいしそう〜☆
結婚前はプールに潜ったことはあっても、海に潜ったことはなかったという。
サトシは「布団に潜るのが好き」という。聞いてないよっ!
ヨシコさんが言う「畔蛸大好き!海女大好き!アワビとるの大大好き!です」
日本酒はムーミン安田さんにセレクトしてもらいました。
酒屋八兵衛19BYとタカハシ酒造の天遊琳2003
photo by 唐沢耕さんblog
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しょっからは日本酒しか、合わない!
伝統的な日本の発酵食品は、日本酒と合わせると風味抜群! うまみ倍増! 数ある発酵食品の中でも、塩辛は日本酒で生きる格好の肴です。
そこで同じ三重県のお酒を3種類用意し、ムーミンの超燗で楽しみました、とさ。
セミナー後半は椅子を片付け、本気で試飲試食タイム! さまざまな発酵食と米の酒をあわせて楽しんでもらうことに。
(左)ウルメイワシのしょっから。(右)河村こうじ屋さんの醤油の実も。
ワイワイ状態。鈴木三河屋のシバさんもhelpしてくれました。
大熊さんもhelpありがとうございました!
手ぬぐいは北川さんの奥さんに結んでもらったホンモノ漁師結び。男性はねじり鉢巻き。女性はホッかむりだそうです。大熊さんはwhy?!(笑)
セミナー終了後。北川さんと2ショット☆ あだこキャンディーズとラーラぱど編集部と。
三重県庁の福島さんと高崎さん。セーマンドーマン手ぬぐいで!
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セミナー内容・一部紹介!
発酵食品は「腸内健康肌美人」 をつくる!
塩辛、日本酒、味噌、醤油、漬物、納豆
すべて発酵の力で造られる。
発酵食品は微生物の力で、ビタミン類、アミノ酸類、有機酸類という有効成分が何百種も含まれている。日本酒には美白効果の高い麹酸や、ツヤ肌になるアミノ酸などが含まれ、つけたり、飲んだりすることで、体の外からも中からも効く美容効果が!
日本人の体には日本の発酵食が最もあう!
皆さんありがとうございました!
mus musで。「るみこ活性にごり生原酒」アゲイン! しかし、るみこの活性にごり生原酒の栓をあけて、うんともすんとも言わない状態だった時は凍りましたね(笑)
チームキタガワの真ガキも楽しみました!活性にごりを開ける安田さん。開けたら、目の前のやまよではなく、ラーラぱど編集部女子に真っ先に注ぐ。
「なんでそっち先よ?」
「かわいいもんで(笑)つい」
・おいっ
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