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December 28, 2007
獺祭23%でクリスマス*イブイブ
「獺祭」ブランドで知られる ”山口県の山奥の小さな蔵” 旭酒造の桜井さんとお酒の会を一緒にしました。クリスマスの前の前の前日、22日です☆
皆さんに日本酒のことを知ってもらおう、親しんでもらおうという企画でした。こと日本酒は種類が多く、わかりにくいと言われます。過去にまずい日本酒を飲んでキライになっている方も大勢いらっしゃいます。かくいう私もそうでした (-_-)
おいしい純米酒と出会えば誤解は簡単にとけるはず。日本酒の真の実力を知ってもらうには、上質な酒と出会い、飲んでいただくこと。
知識として知っておきたいのは、日本酒には「純米酒」と「アルコール入りの日本酒」があること。
その2種類のお酒それぞれに、精米歩合による差があり、50%まで磨けば大吟醸になり、60%ならば吟醸と名乗ることができます。
この説明をするのに、しかも22日にぴったりな蔵が旭酒造さん!
1 純米酒しかつくっていない。
2 しかも大吟醸 ”しか” つくっていない。
3 23%精米のスパークリング「聖夜限定」!がある。
上の2点に特化しているのは全国でも茨城の「郷の誉」の名柄で知られる須藤本家さんと2蔵だけだそうです。
日本酒の9割はアルコール入りのお酒というから驚きです。
では旭酒造のお酒の値段が高いかというと「獺祭 純米吟醸50%磨き」のお酒720ml、1313円 という良心的価格。
写真下の真珠の粒のような白い玉が23%まで磨いたお米(奥は玄米)
まず初めに試していただいたのは、精米歩合が23%で瓶内二次醗酵させたシュワシュワ〜!のスパークリング。お米ならではの爽やかな香りとやわらかな泡だちが特徴の白濁した純米大吟醸です。山田錦のパワーおそるべし。さて、これには冬フルーツとドライフルーツを使った「純米マチェドニア」を合わせました。もちろん砂糖は使いません。
Ψ(`∀´)Ψ
このほか「搾菜豆腐」「生姜味噌」「わかめと葱の蕎麦サラダ」「豆乳湯豆腐」などをお酒の精米歩合別に合わせて楽しみました。レシピはひとつ前のブログを参照。
↑フランスで活躍中のライター角野恵子さんのママ(山梨県在住)作成の干し柿! ぷっくりとしてきれいなオレンジ色。果肉しっとり。これもin。
○DASSAI マチェドニア
材料
干しプルーン 20個
干し柿 大1個
洋梨 1個
キーウィ 2個
純米酒(獺祭「温め酒」)フルーツがひたるくらい
ローズマリー 少々
粗挽き黒こしょう、自然海塩 各 極少々
作り方
1 干しプルーンはぬるま湯で洗い、サイコロ大にカットしてボールに入れ、純米酒を漬かるまで注ぐ。
2 洋梨、キーウィは皮をむき、干し柿とともにサイコロ大に切る。
3 2を1のボールに入れ、酒をひたひたになるまで注ぐ。
4 ローズマリーの葉を極細く刻んで加える。黒こしょうも極少々、塩は箸の先にのるくらいのわずかな量を入れてざっくり混ぜる。ラップして冷蔵庫に入れ15分以上寝かして味をなじませる。フルーツから水分が出て、全体がねっとりつややかになったらOK。
*お酒は古酒を入れると香ばしい風味もアップ! ブレンドも楽しい。
*市販のフルーツは農薬がたっぷり使われています。やまよはリマ東北沢店かGAIA、ナチュラルハウスなどで、生産履歴がわかるものを選んでいます。
Topics: cooking, event, 日本酒 | No Comments »