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January 7, 2008
年末年始の大冒険 その1浪乃音酒造
2008年
あけましておめでとうございます。
(注連縄飾りは奈良県大宇陀の久保本家酒造、蔵入口のもの)
年末年始は恒例の車で大冒険の旅。
今回は滋賀〜京都〜鳥取・境港〜宝塚〜奈良・大宇陀と巡り、最初と最後は蔵元訪問でした。大宇陀の久保本家では生もとの酒の「もとすり」を体験! 酒造りの大変さと有り難さが身体でわかる有意義な冬休みとなりました。
途中、高速を降り、近江八幡の日牟禮八幡宮とたねやさんが経営の「クラブハリエ日牟禮館」に立寄りました。
近江八幡は以前、赤こんにゃくの取材で訪れましたことがあります。
暮らしに精進料理が自然と根づいている土地で、麩の辛子あえ、大根と大豆の煮たものなど、質素できれいな料理が今も作り続けられています。
クラブハリエに飾られていた鏡餅。凛として立派。
このあと、滋賀県大津にある蔵元「浪乃音酒造」さんを訪問。蔵元の中井孝さんは37歳。18歳の時にお父さんを交通事故で亡くし、若くして蔵を継ぎました。現在の石数は300石とわずかながら、兄弟3人力を合わせ少量先鋭の酒造りに励んでいます。
母屋は琵琶湖に面して建ち、夏はお庭で名物のうなぎ料理+お酒の会をすることもあるとか。リビングの窓から見えるのは琵琶湖オンリーで、遠くまで湖でぬけた光景は非日常で新鮮でした (´ー`)
お正月飾りが施された和室。お軸にはお酒の文字が。
玄関脇には白椿。日本家屋ならではの調和を感じます。
2007年も残り6時間。このあと京都・先斗町のお店に移動し、中井さんを交え東京組3名と合流して会食。07年最後の晩酌となりました。お酒は浪乃音の特別純米(12月18日絞り)の新酒と06年の純米大吟醸斗瓶取り。
「酒づくりは面白いですよ。杜氏が蔵元に酒づくりを教えんのは面白いからと違うかなあ(笑)。
教えてしまったら仕事なくなるから(爆)。
酒を絞るときの感覚は子供が生まれた時と同じです」
と、楽しそうに話す中井さん。
職業が選べる世の中とはいえ、一般人は蔵元だけにはなれませんから
中井さんうらやましい! いいお酒つくってください。
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