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February 7, 2011
一という字
1月の書道教室「卯年 大吉」
書き初めでもある1月。
「基本の基「一」を書きましょう」と先生。
一といっても、3つあり。「丁」の字の一、「五」の上の一、「王」の真ん中の一。それぞれ、覆勢、仰勢、平勢というそうです。その通りに書くと、ぴたりとかっこよくおさまります。先生の字は。
練習です! 朱色は先生の字。
真ん中がちょっと浮くくらいがよろしい。
「王」という字は3つの「一」から成り立ちます。3本の間のバランスも重要。
言われるとなるへそと思いますが、どっこいなかなか書けません。
ある程度、書けるようになったころ、先生が太い筆を持ってきて「たっぷり墨をつけて、勢いよく、墨が散るくらい勢いつけて一を書いても面白いですよ」と。
見本をみせてくれる先生
先生の「一」
えいっと力を入れても、先生みたいには散りません。
でも、わいわいと各人トライ!
ワタクシの一。これだけ墨がたっぷりだとなかなか乾きません〜。
それぞれの一を持ってパチリ。
硯の話が出て、先生が見せてくれた素敵な硯!
「歙州硯(きゅうじゅうけん)」というそうです。
蓮の花のような硯です。え〜、これでする? さぞやこった墨がすれるとおもいきや。
「するのは反対側ですよ」と先生。
裏返したら、平たくなってました(笑)そりゃそうですってばね。
「磨り味は端渓(たんけい)の滑らかさと違って、鋭く豪快によくおり、墨色も真っ黒になります。この硯は、うす絹を2枚重ねた時にあらわれる波のような模様、「羅紋」(らもん)が特徴です。この歙州硯を主に、青墨をどろどろに磨って、薄墨を作る時に使います」と先生。
へーほー。そうですか。
習字は奥が深いですね。と、今年もへっぽこ生徒、習字に挑む!
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