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February 21, 2008
初とり!鳴門 村公一さんの新わかめ
徳島在住のカリスマ漁師、村公一さんから、今年一番!のわかめがクール宅急便で届きました。何もしていない “とれたての新生わかめ” です。(村さん、TV「情熱大陸」に登場。名前に聞き覚えのある方も多いかも)
わかめといっても “そのままのわかめ” というのはなかなか食べられません。生のわかめは保存がきかないため、流通することはほとんどないのです。
わかめの保存方法は、そのまま干す or 徳島のように灰をまぶして干す or 塩蔵などなど。
村さんの船に乗せてもらい、海からとったばかりのわかめを丸かじりさせてもらったことがあります。それはもう、感動的!
その時、村さんから海水をポイントごとに飲ませてもらいました。川の水が混じるところ、潮の流れが変わるところ、場所によって塩分濃度が随分違うことを教えてもらいました。身近な海藻でも知らないことだらけです。
わかめのとれる時期は今から1ヶ月あまり。その間にも味はどんどん変化していきます。村さん的にはわかめ漁はたった1ヶ月しかないそうです。そのあとは品質が劣化するからだと。とはいえ、わかめ漁をその後もし続ける人はたくさんいるようです。
オブジェのように立派
美しい〜! 村さんのわかめ、芯の部分です。このままポリッと食べてみると、海そのものを感じる塩味にうまみ、かすかな渋みが加わって、なんともワイルド。
村さんから「生のわかめが一番おいしいのはしゃぶしゃぶ!」と教わっているので、今宵はもちろん、しゃぶしゃぶ! こういうのを真の贅沢というのでしょうね。幸せですヽ(^。^)丿
すだちは徳島の西地食品さん、吉永真由美さんが果実をひとつひとつ選んで搾ったという「すだち香汁」、醤油は「海の精 生しぼり醤油」。土鍋にはお湯に神亀の純米酒を少々。
いよいよ準備バンタン! カセットコンロ、スイッチON!
まずは葉!
しゃぶしゃぶ〜〜。お湯にくぐらすと瞬時に鮮やかな緑色になります。さわやかな香りがぱあ〜っと広がります。まだこの季節のわかめは若く、味もやわらか。とはいえ薄い部分も歯ごたえがあります。さすが生!
お次は芯!
芯の切り方は横、斜め、まっすぐ……。それぞれに食感が変わるのでいろいろチャレンジ。
どぶん! お湯に出会ったその時から緑色に変化!するのがわかります。
ぷるぷるっ。春一番のわかめ!
こんなにおいしい生のわかめ。残念なことに賞味期間はたったの2日間しかありません。
この瞬間、しかも村さんのご好意がなければ味わうことのない貴重品。「食運」という言葉があれば、やまよ、わかめ運はある! 村さんご馳走さまでした!
このほか味噌汁、酢味噌あえ、茎はたたいてネバネバさせて納豆と混ぜて楽しみました。
Ψ(`∀´)Ψ
おいしい新・生わかめなのに、名物というのを聞いたことがありません。わかめ産地の方、「産地でしか味わえない これぞホントの新生わかめ」を使って地元でぜひとも名物を作ってほしいものです。
わかめ、ひじきの海藻類は輸入品が急増中。国産が減少している今、日本の海で採れた「新」で「生」のわかめは希少性があると思います。
さて村さんのわかめ。
生わかめでの販売はありませんが、村さんのスタンダード「鳴門漁師のわかめ」はあります。地元のおおさかやさんで売っています。この乾物わかめ、驚く事に1時間水につけてもへたらない。村さんの技術 すごい!
村さんのわかめを販売している「おおさかや」さんは酒販店です。ワインと日本酒、調味料の品揃えが抜群。徳島に行ったらぜひお立寄くださいね。村さんに会える!?かもしれない……。
●おおさかや
〒770-8079 徳島県徳島市八万町大坪327−1
TEL:088-668-0920 FAX:088-668-5909
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●現在、村公一さんはわかめを作っておりません。スズキ漁専門の漁師に専念しています。モチロン、おおさかやさんには素晴らしい調味料と日本酒、ワインが今もたっぷり!あります。
Topics: cooking, 到来もの, 季節もの | No Comments »