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April 1, 2008
バームクーヘン鍋敷き
毎朝、いちばん最初に飲むのは熱いマカイバリ紅茶です(これ意外はめったにありません。なぜこのお茶がスタートなのかはまた後日)。
ポットをテーブルに置くのに欠かせない鍋敷きはいくつかあれど、使うたびに、なんだか笑ってしまうのが、この鍋敷き。
熊野へ行った帰りに寄った道の駅「紀伊長島マンボウ」で購入。尾鷲ひのきをスライスし、切り込みを入れただけと、超シンプル。
年輪がバームクーヘンみたいで、また、レコードみたいで、かつ、パックマンみたいにも見えて、なんだか笑っちゃうのです。しかも一人で立つ! 木の香りも爽やか。水でじゃぶじゃぶ洗えて清潔と、使い勝手も二重マル。
自立する尾鷲ひのき。
このバームクーヘン鍋敷きが育った尾鷲・熊野は林業が盛んな地域。ここには、FSC認証を国内で初めて取得した速水林業があります。適切に管理された森林が環境を守り、その栄養豊かな水が海に流れて、海の幸を育てるーーこの循環が山と海、人をつないでいる。山を見ず、うまい魚だけ食べさせろってわけにはいきません。
日本の林業が衰退し、放置林が増えて問題になっていますが、みんなで国産の木材を消費して、健全な森を再生! と、1枚の鍋敷きから森を思うやまよであった。鍋敷き1個買ったくらいじゃ焼け石に水だろうって!? いやハチドリの教えでもあります。
この鍋敷き、道の駅で350円。日本の林業は安すぎる……。
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