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May 20, 2011
桧山納豆
♪秋田名物 八森ハタハタ 男鹿で男鹿ブリコ 能代春慶 桧山納豆♪
と秋田音頭で唄われる「桧山納豆」
こちら!秋田音頭
いってきました。元祖桧山納豆です。
早朝8時にうかがうと、大豆を圧力鍋で蒸している真っ最中。湯気もうもう
大豆は、地元能代市で栽培された「あきた白神大豆」。白神山地の豊かな土地、きれいな水で育まれた地元産100%。
甘い大豆のいい香りがあたり一面に
一粒いただきました。なにもつけなくても味が濃く、おいしい!
昔ながらの藁包でしっかり熟成させることで、噛み応えと粘りが出てくるのが特徴という桧山納豆。手編みした藁包を一度蒸し上げます。
大豆が蒸し上がると、いそぎ藁包に入れていきます。詰める作業を担当する女性たちもみなご近所さん。一番近い人は歩いて30秒!?
それは猛スピードで作業が進みます。
写真ではマジメそうに写っていますが、笑いが耐えない作業場でたいそうにぎやか楽しそう。
この稲わらは「あきたこまち」。杭かけして自然乾燥させたもの。もちろんこの近くで栽培されたものです。
14代目(と言われる)西村庄右衛門さん。
(右)息子の西村さん。15代目。
↓さきほどの藁包が蒸し上がりました。
アツアツです。
結構大きな機械なのです。
大豆を包んだ藁包を発酵の機械に入れてしばし待ちます。
「醤油よりも塩で食べてみてください」と十四代&十五代目。3ショットパチり。
混ぜるときはクルクルと横に回すのではなく、「縦まぜ」を教わりました。納豆を器に入れ、箸を上下に、空気を含ませるように混ぜるのです。塩味で食べると、大豆そのものの味、発酵した大豆の美味さがよくわかります。そしてお酒のツマミとしても楽しい!
この納豆は地元”能代の塊”ともいうべき一品。大豆、そして大豆を包む藁も能代産。そして水も、包む人もみ〜んなご近所さんという能代育ち。
土台の藁を船の形に編む、その様子も見せてもらいましたが、これまたビックリ。
藁を編んで半世紀以上の大ベテランさん!
つづく
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