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June 13, 2011
濱中さんちの手づくり茶
三重県・熊野遊木町の漁師、長栄丸の濱中さんから軽〜い包みが到着。
茶袋を開けてみるとさらにかわいい紙袋。中にお茶が!「ほんのひとくちですが」と、朋美さんのひと言が添えられていました。
濱中さんを初めて訪問したのは6〜7年前でしょうか。丸干しサンマの話を聞いていた時に出されたお茶、期待せず口にしたら、上等な中国茶のような風味でさっぱりとしてきれい。あれ?このお茶なんですか?とビックリ。
すると、朋美さんいわく手作りという。なんでも毎年、親戚が7軒ほど集まり、1年分のお茶を小さな子供も参加して作るのだそうです。お茶の樹は几帳面な叔父さまが手入れをする自然栽培。
一族皆で1年分のお茶づくり。そんな話は聞いたことがなかったので、なんて素敵な行事なのかと感激。
「お茶は自然乾燥で、摘んでから1週間くらい毎朝、外に出して 夕方家の中に入れを繰り返す」そうです。まったく機械を使わないためか、ちょっと発酵がはじまった半発酵の風味。ちょうどいい塩梅の仕上がりです。手つみや手もみの最中、久々に会う親戚たちとのおしゃべりも楽しいとか。
そういえば豊好園の片平豊さんが言ってました。手つみするときは楽しくが一番お茶にいいそうです。「お孫さんの話とか、わいわい楽しくつんでもらうといいお茶になるんだよ〜」と言ってました。2009May豊好園訪問
個性があるので「売ればいいのに!」と朋美さんに言ったら「量が少ないんですよ〜」と。
朋美さんに会うたびに「お家でいただいたお茶はおいしかった。本当においしかった」と言うものだから、送ってくれたようです。貴重なお茶なのにゴメンナサイ&ありがとう! しかも今年は寒さのせいか、成長が遅く不作の年だったそうです。
1年分のお茶を小さな子供も参加して、一族、皆で手作り。なんて豊かな暮らしだろうと思います。幸せのお裾分けありがとうございました。
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