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March 27, 2009
鳥取酒蔵巡り 辨天娘 太田酒造場
前夜、いただいた辨天娘さんの蔵へお邪魔しました。鳥取県八頭郡の若桜町(わかさちょう)にある、仕込みは社長を含め3人体制という小さなお蔵さんです。
じつは、日本酒友達である(味の好みが同じ)コジマフーズの小島さんが「おいしいお酒に出会いました〜っ!」と昂奮&感激して送ってくれたのがこの辨天娘。なんで名古屋の人が(笑)と思いましたが、その気持ちわかるなあ〜っ。食中酒にぴったり、かつリーズナブルな価格。これは嬉しく、楽しい、そして誰も知らない銘柄。それは送ってビックリさせたいと思ったでしょう。やまよが鳥取県出身でなければ。
舟で搾っています。杜氏さんは地元出身で、お酒とまるで縁がない世界から酒づくりへ。亡くなられた上原浩先生の指導をうけたそうです。
山田錦を自家栽培しています。あとのお米もすべて契約栽培。詳しくはHPの「酒屋の仕事」を参照。
太田酒造場のもうひとつの名物が「蔵仕込み なら漬」です。なら漬けは甘くて苦手でしたが、ここのは違う!と言われて食べたらその通り。なんでも塩を3回漬け直し、粕には7回も漬け直すそうです。「なぜその回数に?」とたずねたら「それがおいしいから」とのこと。
「どうぞ味みてください!」
ずらり並んだお酒の瓶。そしてお燗ができるようにバッチリsetされています。
お料理も自家製。春に山菜を取り、それをおからと塩で漬けて保存するのだとか。山菜の煮物というと甘すぎて閉口することが多いのですが、太田家に伝わる煮物はいやらしい甘さがまるでなく、調味料が薄く程よく効いて、素材の味がしっかりわかるそれはおいしい味つけ。盛りつけも美しい。このお酒にはこの素材なんだとわかりました。
海には海の酒が、山には山の酒があると思いますが、まさにここのお酒は山里の素材に良く合うお酒です。
まるで温泉につかっているようなぽかぽか状態のお酒たち。気持ち良さそう!
おからが入ったお寿司です。
太田酒造場の太田ご夫妻と愛娘のヨウコさん。次々にお燗で出してくれました。
3回+7回漬け直すというこだわりのなら漬け。大根ときゅうりの2種あり。一緒に盛られた緑色はふき。爽やかな苦みが心地いい味でした。大根のなら漬けは150g450円と良心的価格。
にごりもお燗で!
藤田千恵子さんから「ヨウコさんとヨウコさんは目から上がそっくりなの〜!」と言われていたので、会うのが楽しみでした。似ていると思えば似ている!? よっぽどかわいい方です。姉妹みたいね〜と会話したあと、年を聞いたら22歳も離れてましたー(驚)
Topics: ご当地もの, 日本酒 | No Comments »