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July 17, 2011
140Bq/kg
稲わらから3600ベクレル(Bq)以上の放射性セシウムが検出されました。福島第一原発から70kmの場所で置かれていた稲わらとのことです。ほか、宮城でも検出されています。
そういうこともあってか鎌倉市では給食用の野菜を分析
分析にはゲルマニウム半導体検出器を使用。福島県のアスパラを検査して不検出と報道されていました。
放射線量を検出してもらう民間団体はいろいろありますが、農産物出荷制限の基準となっている厚生労働省の『緊急時における食品の放射能測定マニュアル』
URLはコチラ→ http://www.mhl w.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r98520000015cfn.pdf
に準拠していないところも多いようです。
検査基準によると以下の分析機械が必要とあります。
・NaIシンチレーションサーベイメータ
・ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリー
シンチレーションサーべイメータだけでは感度が低いため、核種(放射性物質の種類)の同定ができず、分析精度もイマイチ。そこでゲルマニウム半導体検出器が必要なのだとか。この装置は検体の四方を厚さ10cmの鉛で囲い、空気中の放射線の影響を受けないようにして厳密に測定。 ただしこの半導体検出器は非常に高価。
のどかです。4月10日。原発から400km離れた山あいの畑。
いたって普通の野草に見えますが…。
自分でも成分分析を経験しました。
さかのぼる事、4月。野草を摘んで酵素液を作ることにトライ。できた酵素液は妊婦&手術後の友達にプレゼントしようと思ったのです。出来上がりを念のため、成分分析に出しました。原発から400km以上離れた場所なので不検出か、もしかするとひと桁くらいは出るかも?と気楽な気持ちで分析へ。
すると結果は思ってもみなかった放射性のセシウム134とセシウム137がまさかの3桁、140Bq/kgずつ。合計280Bq/kg! 放射性ヨウ素(ヨウ素131)は1ヶ月以上たっていたのでなくなったようです。 ちなみに飲料水の摂取制限の指標はセシウム134とセシウム137合計で、200Bq/kg。完全オーバーしています。飲用するときは5倍に薄めて飲むものですが、大事な体の人にはありえない数値です。
ホットスポットだったのかと驚きましたが、その後、静岡のお茶からも出たので、どこまでも遠く飛んでいくことにあらためて驚きました。
分析は、調べるなら信頼おけるところでと日本食品分析センターへ依頼。もちろん厚生労働省の『緊急時における食品の放射能測定マニュアル』に準拠しています。
摘んだ野草は洗っていました。
福島産といっても不検出のアスパラもあり! 物差しが違ったら、出てくる値も違ってきます。本当に安全かどうかは、見ても食べても想像してもわかりません。しかるべきところできちんと検査。これに限ります。
分析結果表には使われた機械の記載が必ずあります。その名も要チェック!
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