« 5月の日本酒な一日 | Home | 山陰の夏は白いか! »
July 29, 2011
まさるやさん酒人好の会
5月のお酒のレポート。15日まさるやさん主催・酒人好の会「お蔵元さんと共に日本酒を楽しむ会」が明治記念館で開催されました。 blog
とくに嬉しかったのは墨廼江酒造の澤口康紀さんにお会いできたこと。
タイトルにがんばろう日本! がんばろう東北!の文字。
参加の23の蔵元でいっせいに鏡開きが行われました。蔵元さんが顔を合わせてみんなで樽を囲む。今まで何度もみていた光景ですが、3.11以後はこれだけで胸が熱くなってしまいます。
献立には参加蔵の県産素材がふんだんに。
前菜
真っ先に墨廼江酒造の澤口康紀さんのブースへ。
宮城県北東部・石巻に蔵がある墨廼江酒造さん。3月11日、大津波が蔵を直撃。蔵人は冷蔵庫にあがり、水がひくのをひたすら待ったといいます。そして4月7日の余震で、蔵、醸造機械、商品に大きなダメージが。海水が引くのに3日以上、電気が復旧するのに2週間かかったそうです。
不幸中の幸いは、人的な被害がまったくなかった事。リアル澤口さんに会って嬉しさがこみあげました! 本当に良かった。
山田錦、五百万石、雄町がテーブルに並びました。
澤口さんが手がけるお酒は、きれいな味わいが特徴。繊細かつ清らか、透明感のある中に上品な甘みも。澤口さんが蔵にもどってから、蔵革命を実行し、量より質へと大転換。そして今の磨かれた酒質になりました。
会パンフレットの蔵元メッセージには「綺麗で柔らか、気品ただよう風味豊かな高品質の日本酒を一生懸命醸しております」とあり、まさに目指しているのがそこなのだと思いました。
奇跡的に見つかった樽。
津波をのりこえて壇上に。
澤口さんとまさるやの園部社長。
その他の蔵の皆さんです。
実直な酒造りがモットーの早瀬浦の三宅範彦さんとまさるやのまさるさん。
青森・西田酒造店「田酒」の三浦晃一さん
「FLOWER SNOW」雪のようなにごり加減と原料米は華吹雪であることから命名。
秋田・白瀑、山本友文さん。
銘酒「山本」です。今季から全量純米。勝負酒は「山本 生原酒」。その他は「白瀑」「白瀑の袋吊り中取り」「スパークリング山本」など。
静岡・初亀醸造の橋本謹嗣さんです。
石川・菊姫の井出俊幸さん。
本日の勝負酒「山廃吟醸原酒11BY醸造酒」。お米はすべて特A地区兵庫県吉川町山田錦を使用。「鶴乃里」「山廃純米」「先一杯」「菊」。
和歌山・雑賀俊光さん。
雑賀一族の末裔です。元プロボクサー。「より良い酸を食卓へ」がテーマ。日本酒、梅酒、食酢を醸造しています。
笑いのツボに入る俊光さん
少しはHPやブログをするあるよ。
そして
栃木・菊の里酒造「大那」阿久津信さん。「大いなる那須の自然の恵み」を「酒」で表現。
純米大吟醸 那須五百万石。五百万石は特別栽培。「大粒・溝が深い・芯白が大きい」と。この他に特別純米生もと造りもあり。
山形からは十四代さんと
山形正宗の水戸部朝信さん。代表取締役兼杜氏です。
雄町、出羽燦々、酒未来、生もと造りの雄町
酒の王道をめざす!と裏面ラベル
らら、こちらの裏面ラベルはこざっぱりだ。
やんちゃだ、元気だ。山口・永山本家酒造場の「貴」を醸す、杜氏の永山貴博さん。
貴博さんも今年で36歳。年男です。今、まだ独身。
山廃そして右は自社栽培の山田錦。ワインでいえば「ドメーヌ」。
そんなこんなでとうてい全蔵回りきれないうちに、あっというまにお開きタイム。
最後は全員で「がんばろう!」三唱。ありがとうございました。
最後に記念撮影パシャ。貴さんの左隣は貴パパです。藤田千恵子さん、酔香の菅原さんご夫妻、山本友文さん、高瀬先生。
いつも裏方をきちっとサポート、まさるやの奥さまです。
楽しい菅原さんご夫妻です! 真ん中は山口・中島屋酒造場の中村信博さん。
◉酒舗まさるや訪問記
Topics: event, 日本酒 | No Comments »