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May 29, 2008
澄んだ琥珀色 島根 松浦珈琲
珈琲豆を碾いている時の、甘く香ばしいかおりが好きです。とはいえ、量はたくさん飲めません。だからこそ、とびきりおいしいのを、少しで充分。
「日本中の珈琲の中で最もきれいな味」だと思うのが松浦珈琲さんの珈琲豆です。教えてくれたのは島根県にある日本酒の蔵元、王祿酒造の石原丈径さん。
「僕は珈琲が飲めなかったけど、松浦さんの珈琲だけは飲めるんよ」
デリケートかつインパクトをあわせもつ美酒を醸す丈径さん。香りと味に敏感です。その丈径さんが飲める唯一の珈琲だなんて、初めて聞いた時、興味津々でした。
松浦珈琲さん最近、ブログをスタート。珈琲に対する考え方が紹介されています。
理想の珈琲とは?おいしい珈琲とは?
それは「冷めても濁らない珈琲」であると松浦珈琲は考えます。
簡単に目で見てわかる「おいしい珈琲・鑑定法」を紹介しましょう。
◎スプーンをカップに浅く入れたとき、
スプーンの金属反射が冴えている(透明感がある)かどうか。
◎珈琲を冷まし、グラスに移して日光に透かしてみたとき、
美しく澄んだ琥珀色をしているかどうか。
松浦さんの珈琲豆はとても美しい。
家でいれてもおいしいけれど、本当の実力は松浦さんがいれる味です。格段に美味。松浦さんが超人技でゆっくり丁寧にいれるネルドリップの味は、素人ではなかなか再現不能。
松浦珈琲さん、普段は販売だけですが、土曜日の14時から18時だけ、飲む事ができます。
↑松浦珈琲の松浦哲也さん。右側に見える四角い機械がこだわりのミル。
家でいれる珈琲と、松浦さんのところで飲む珈琲で、一番違うところはミル。一般のミルは豆をひきちぎるように細かくするところ、松浦さん使用のミルは細胞を壊さず、断裁面がスパッときれいとか。
松浦さんの言葉より
「松浦珈琲試飲室」で使用するミルは井上製作所リードミルRG-03SE。ローラーでゆっくり豆を割るように砕いていくので熱をもたず、微粉のきわめて少ない画期的なミルです。(注・・・粉砕時の熱、微粉は珈琲の味を落としてしまいます。)
このミルで飲み頃の豆を挽き、特製のネルフィルターで丁寧にドリップします。理想の珈琲のための最高の条件が整った「松浦珈琲試飲室」でぜひ一度、極上の味を体験なさってください。
珈琲を入れたネル袋をごく微妙に回し続けます。職人芸!
澄んだ琥珀色の珈琲の完成! あたり一面、甘く香ばしい香りで包まれます。
種類も豊富。詳しくは珈琲豆リスト・ブレンド、ストレートの項を参照。マンデリン ミルキーはすこぶる美味。また、ブレンドもgood!中でもラウブレンドは不思議なブレンド。これを飲んで焼き菓子やパンを食べて、再び飲むと、うわ〜っというくらい味が変化する、いわば食中珈琲。
ひとくちにブラジルといっても「晩秋摘み樹上完熟豆」「棚干し」「ムンドノーボ」「ブルボン アマレロ」と、いろいろあります。
ごく薄手のグラスや磁器のカップなど、珈琲が最高においしく味わえる器も揃っています。松浦さんの珈琲がスタンダードになると、他で満足する味はなかなかありません。しかも値段がリーズナブル! 高品質かつロープライス。良心的な珈琲豆店です。
●自家焙煎珈琲豆販売店 松浦珈琲 matsuura coffee
〒699-0101
島根県八束郡東出雲町揖屋2686番地
Tel. 0852(52)9170
Fax.0852(52)9171
e-mail. matsuura_coffee@mub.biglobe.ne.jp
珈琲豆の販売 月~金 9:00~12:00
土 10:00~18:00
日曜祝日定休
*珈琲試飲室は土曜日の14:00〜18:00のみ
お店は道路からちょっと入ったわかりにくいところにあります。↓この看板が見えたらSTOP。
Topics: cafe, shop, ご当地もの | No Comments »