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April 10, 2009
CONRADでマクロビオティック・ランチ
「マクロビオティックでおいしい料理があるなら食べてみたい」と、マクロビオティック本の編集経験があるMさんのリクエストで、本日10日のお昼はコンラッド風花のマクロビオティックランチへ。齋藤料理長のお料理は久しぶり! 4月ならではの春素材がどう出てくるかワクワクして出かけました。
お天気も最高! 眼下に浜離宮。桜が咲いているところがポツポツ白くこんもり。ジオラマみたいな景色と天気に、心がなごんだ気持ちいい午後!
桜の季節というので鳥取の日置桜さんのお酒が登場。純米吟醸あらばしりを2人で1合だけ頼みました。お昼ですから。食中酒によかったですよ、日置社長。蔵元訪問記はコチラ。
はじめの3品。
これが何よりの楽しみにしている「摺り流し」。本日は葉牛蒡を使用。ミネラル感あふれる香ばしい味わいに感動です。精進のお出汁だけでよくこんなにコクが出てなめらかなのかと。ここに至るまでの丁寧な仕事が目に浮かぶようです。Mさんも「おいしい!!」よかった〜。
海ぶどうのおひたし、せりのごまあえ。春らしい爽やかな味。
人参は丁寧に表面がグリルしてありました。新キャベツの巻き巻きは春らしいやさしい味。青さのりたっぷりの香りのいいお汁。
さて、お弁当!
一番小さなお重には、やわらかく炊いた黒米がとろりんとかかった胡麻豆腐。なめらかでコクがあり、クリーミィ! アピオスを揚げたのもぱりんとして美味。
塩味あり、醤油味あり、酢味あり、木の芽の味あり、天ぷらあり。どれもこれも素材の味わいしっかり。それぞれの春の味を堪能しました!
玄米のお寿司3種。手前はヤングコーン。奥は干し芋を揚げたという軍艦巻! ほくほくして自然の甘みたっぷり。
信太巻き+湯葉。やわらかでとろんとした味わい。上品な味の熊本産たけのこが巻いてありました。
お漬物。手前は新玉葱の醤油漬け。
土鍋炊きの玄米。米粒がツヤぴかです。風花特製のごま塩でいただきました。
ごちそうさまでした!
先日、他で和食をいただいたのですが出汁のとり方、素材の生かしようがあまりにもお粗末でがっかりしたことが。
一物全体の精神で、命をむだなく丁寧に仕上げられた野菜料理、穀物料理をいただいていると、力のない素材に鰹出汁と砂糖でカバーしたような調理法はおざなりに思えてしまいます。素材本来が持っているよさが感じられません。
野菜も穀類も皮ごと丸ごとおいしく食べさせる工夫、そして美しさも加味して仕上げられた料理には感動があります。
「すべてをおいしく生かそう」と考えぬいて作られた料理は、他と違って当たり前かもしれません。
また齋藤料理長マジックにかかってしまいました! 4月はあと1回うかがう予定です。楽しみ楽しみ。
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