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October 19, 2011
鹿児島の大海酒造さん3まとめ
つづき。そういうわけで、普段、醸造酒(純米酒+ワイン)しか飲まないワタクシが焼酎蔵を訪問したわけですが
芋には芋の世界があると深く知った次第。蒸し上がりのジョイホワイト。
右が大海酒造・理事の山下さん。左が大牟礼杜氏です。熱くやさしいおふたり。
秋田の浅舞酒造、天の戸・森谷杜氏との技術交流がきっかけとなり、高品質な焼酎を目指して、麹米は秋田の米(これは美山錦)を使うように。最高によくできた焼酎は年号をつけて販売!
どこを見てもピカピカ清潔。
純白! 秋田のお米、鹿児島で焼酎のもととなる。
お芋のもろみは元気旺盛!30分おきにチェックする蔵人さん&杜氏。そのタンクから徒歩45秒のところに皆さんの食堂あり。
お店?!とみまごうばかりの照明と暖簾。プレゼントしてくださった人がいたそうです! 楽しくなりますね。これ、蔵の中ですよ!(写真右)まさるやの園部松男さん、山下さん、やまよ
大海酒造の山下さんイチオシのおつまみ。このお皿全部!近所のお豆腐屋さんが作るお惣菜だとか。おいしいのでプロの居酒屋さんも買いにくる!?という。ほっとするような煮しめに厚揚げ。すりみ揚げにも豆腐がいっぱい、ちょっと甘いお母さんの味。大海酒造のお湯割りにピッタリ!なんですと。
蔵は三食、手作りの食事つき! ↑野菜やこんにゃくたっぷりの「しらあえ」とか
↑これよかったです。麦みそに鰹節を入れて油で炒めたもの。こういうのがおつまみ!なんだと思いますね。
山下さんに教わりました。
「あけたての空気を吸ってください!間違いなくその年の空気ですから!」と瓶を開ける瞬間の楽しみを教えてもらいました。熟成させた焼酎ならではの楽しみ方ですね。開けたら吸う! じつはこのカップは15年ほど前の商品。水で割ってももつことの証明。
郷土料理の居酒屋さんに連れて行ってもらいました。
持ち込んだ焼酎です。一番右は『薔薇の贈りもの』
天の戸さんを真似して農家さんの顔写真を入れる事に。こちらはカラーです。最初は「え〜っいいよぉ」と言っていた農家さんだったそうですが、最近は撮影になると普段と違う帽子やシャツと気合いが(笑)。(右)ところてん登場!(嬉)
「亀の手」という名前の貝登場!ホントにそっくりです。ホンモノと思って1m下がった人もいたそうです。
ご当地の海の幸!
↑ご店主さん。大牟礼杜氏が仕事の合間に自転車で駆けつけて「30分だけ」と言って加わりましたが、本当にきっかり30分で蔵へ戻っていきました。「いつもです」と山下さん。
「何もチャレンジしなければ、波風立たずに過ぎて行くだけ。ドキドキする酒づくりがしたい」と杜氏。
「芋焼酎は庶民の飲み物。おいしいのは当たり前、でも高くてはいけない」と山下さん。
晩酌を幸せにしたい!という二人の思いをいっぱい伺いました。
天然エビさん。
『海からの贈りもの2004』いろいろ味わいました。
そして最後の最後、感動の一品が登場しました。
『だご汁』!!!
普通の「だご汁」は小麦粉ですが、ご当地のだご汁はサツマイモデンプン!!!
ぷるぷるぷるん!
「こちらでは飲んだあとはラーメンじゃなくて、だご汁ですよ!」
と山下さん。
いや〜。感動いたしました。土地により主食となる穀物は異なります。ご飯=お酒の原料は同じ。
遊び&学びに伺わせてもらった大海酒造さんでしたが、思わぬ郷土料理発見となり、興奮し(爆)!記事を書かせていただきました。ご縁をつくっていただいた天の戸の森谷杜氏とまさるやの園部さんに感謝です!
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お宝!日本の「郷土」食 15
『芋焼酎のつまみはやっぱりお芋!「だご汁」と「がね」』
Topics: ご当地もの, 日本酒 | No Comments »