« 料理通信12月号で鳥取特集 | Home | 鳥取市ではしご酒「しもむら」 »
November 23, 2011
料理通信:鳥取市の谷本酒店
というわけで、ひとつ前の続き。『料理通信』12月号「食の文化遺産」取材で鳥取へ。
12月号は「パンとワインと、新、フランス惣菜」
鳥取市の”はしご酒”案内を谷本酒店の谷本さんにお願いしました。ウエルカムで出してくれたのは日置桜の「鍛造濁酒」。鍛造(たんぞう)は内田百種園・内田さんの自然農法酒米100%で仕込んだ純米酒シリーズ。 強力と山田錦があり。完全発酵を目指す蔵が考えた辛口にごり酒、燗もうまし! オーリングテストをしても強い。
鳥取が誇る純米酒を紹介。
田中農場の田中 正保さん。グッドタイミングで白ネギを持ってきてくれました。
大谷酒造さんの生もと純米
日置桜さんの生もと雄町21BY
辨天娘さんの純米吟醸・山田錦
以上、すべて鳥取県産のお米を使用した純米酒
辨天娘と鍛造にごりの説明↑
鳥取県の酒造好適米「強力(ごうりき)」冷蔵庫には各蔵が勢揃い。強力はその名の通り、ストロングパワーな酒。かたいお米で熟成向き。
(左)諏訪泉さんの富田。富田さんが作ったお米の純米酒。(右)本格焼酎の棚。くじら!の絵は大海酒造さんの焼酎です。
谷本さんはワインもお得意。趣味のよいアルザスのピノノワールを分けてもらったことも。コストパフォーマンスのよいものをセレクト。
”いいワインに詳しい人はいい日本酒も詳しい”の法則通り。他を知っている谷本さんなので、地元酒のいい悪いもハッキリわかる…というわけで、今の鳥取のお酒を知るのに頼もしい存在。しかもお燗もとびきり上手! ワイン好きを日本酒好きにさせるのもお得意(笑)
谷本さんも奥さんも元は老舗デパートT島屋に勤務。奥さんはチーズに詳しく、日本酒&ワイン&焼酎向きのチーズやおつまみもあり。
素晴らしい品揃えの店ですが、谷本さんがT島屋を辞めて鳥取へ戻ってこの店を継いだときは、お酒のジャンルにこだわらない立ち飲み併設の店だったとか。今の専門性からはまったく信じられません。
店は人がつくる、人が変える!です。
2008年訪問記↓
田中農場の田中さんの白ねぎ。あとで網焼きとなる
つづく
Topics: book, shop, 日本酒 | No Comments »