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February 7, 2012
とっちゃが獲って、かっちゃが漬ける
以前にも紹介した秋田八森・ひより会が作る「しょっつる」を農林水産省広報誌affで紹介しました。
お宝!日本の「郷土」食 19 [秋田県山本郡]
『とっちゃが獲って、かっちゃが漬ける 八森ハタハタ2年熟成しょっつる』
ひより会は漁師のかっちゃ(母さん)グループ。運びやすく混ぜやすいよう小さな樽で小さく仕込みます。写真は月に1度の樽の底から混ぜ返す作業中。「この作業が大切」と代表の岡本リセ子さん。
熟成が進むにつれ、身はほとんど溶けてしまい残るは骨と卵の膜のみ。この後、布や濾紙を使って何度も漉して、美しく仕上げるのがひより会流です。
野趣あふれる個性派調味料のしょっつるですが、使い方次第でそれはいい酒の肴ができるのです。
●その1
イカにふりかけて、しばしおいてから網で焼く!
うまみ成分が多いしょっつるは、イカも極上の味に。お酒のお友に最高! ひより会では「しょっつるイカ」の商品を検討中。
イカは手でさくとさらにおいしいそうです。↑これが手さきイカ
●その2
もちろん「しょっつる鍋」!ハタハタはもちろんのこと、この季節はタラがごちそう。具はネギだけとシンプルにそれが美味!「タラは肝臓を入れるのが肝心!」とのこと。味がしまるそうです。ほ〜。
しょっつる鍋の作り方(4人分)
●材料
ハタハタ8尾またはタラ半身
ネギ2本 しょっつる大さじ2〜3
●作り方
鍋に水(または昆布だし)4〜5カップ、しょっつるを入れて加熱する。沸騰したらハタハタまたはタラを入れる(タラはぶつ切りにし、骨つきから先に加える。肝臓を入れると味がよい)。魚に火が通ったら最後にネギを加える。酒を加えるとなお美味。豆腐や白菜を加えて寄せ鍋風にも
●山本洋子のおすすめは何といっても「しょっつる くずし豆腐」です
しょっつるの旨味が豆腐の甘みと抜群の相性 クリーミィな食感が楽しい!しかもド簡単(笑)!
「しょっつるくずし豆腐」
材料
豆腐1丁
しょっつる 小さじ1
にんにくすりおろし 少々
好みで黒胡椒 (or 七味 or 山椒)
作り方
フライパンに豆腐を入れ、水気をとばす。 しょっつるをまわしかけ、にんにくを入れ、水分が飛ぶまでじっく〜りと炒める。器に盛り、黒胡椒(または七味、または山椒)、ネギをトッピングしても。 超簡単で美味!
*豆腐はできるだけおいしい、いいものでお試しください。自然食品店などで高い豆腐が賞味期限間近で安くなっていたらチャンス。豆腐は冷凍できるので安い時に冷凍しておくと便利です。その場合は自然解凍で。
八森の人はみな、楽しい!
そして八森のお酒といえば!
「ど」が大人気の白瀑・山本友文さん。JUNGIN GLASS PROJECTのメンバーです。じつは「栽培醸造家」でもあり無農薬無化学肥料で、酒の仕込み水と同じ水で「酒こまち」米を栽培しています。そのお米を使ったお酒は『山本』白ラベルになります。
今年も↓この酒粕の季節!とろ〜り甘い♡そのまま使える酒粕です。今年もお取り寄せできると思うので、興味ある方はお蔵へ聞いてみてくださいね。なお蔵ではお酒の販売はしていません。
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