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March 3, 2012
JUNGIN GLASS 山形・鯉川
JUNGIN GLASS・ 山形県は2つの蔵にお願いしました。ひとつは羽前白梅さんで、蔵元の羽根田修さんは杜氏も兼務しています。創業は文禄元年(1592年)というから古い!
そしてもうひと蔵が鯉川酒造さんです。創業は享保10年(1725年)。鯉川代表の佐藤一良さんいわく「山形には古い蔵がいっぱいあります」
蔵を訪問したのは1月9日でした。豪雪で、つららもビッグ!
この日はちょうど『JUNGIN GLASS』の2012新酒、美山錦の純米吟醸を搾っている最中
ひんやりと冷たく静まり返る蔵。蔵に入るとお酒をしぼるいい香りでいっぱい。そして、きれいな音が美しく響き渡っていました。
JUNGIN GLASS に入る純米吟醸 美山錦です。美山錦は精米50%。淡いエメラルドグリーン色した荒走りです。
「近年の美山錦の中では最高の出来です!」と佐藤一良さん笑顔。
品があり、コクがあり、欠点がない。素晴らしい出来の純米吟醸!
享保の10年、西暦1725年創業の鯉川酒造さん、佐藤さんで11代目。
古い蔵だけあり、震災では建物のあちこちに深刻なダメージを受けました。
杜氏の高松誠吾さんは北海道出身、第一ホテル勤務後、山口県の獺祭を経て鯉川酒造で酒づくり。
(右)浄水器です。
建物の修復にも、かなりかかったそうです。震災直後は当然のように電気は止まり、手動でポンプを動かしたといいます。とはいえ、佐藤さんは震災の被害をおくびにも出しません。「もっと大変な蔵がいっぱいありますから」
鯉川さんの母屋。
お正月でおめでたい掛け軸がズラリ
松尾大明神さまの掛け軸には長寿の亀さんも!
震災前から南三陸町のお米でお酒を造っていた鯉川酒造さん。震災後、いち早く南三陸町のお米で造った『南三陸・庄内の風』という義援金付きのお酒を販売しました。
記事
JGも快くうけていただき、すでに南三陸の成人式へ贈呈しています。
そんな、佐藤一良さんのもうひとつの顔は!
音楽家!
芸術大学卒。ピアノがひけて布団もひける蔵元。
その歌声もピアノもとってもきれいです♫
「うちのお酒は焼いちゃってください!」とお燗を推奨!
山形の技がしかと味わえる純米吟醸酒。レベルが高く飲みごたえがあります。真の純米酒好きにこそ飲んでほしい山形2蔵。ぜひ味わってみてくださいね。
◉鯉川酒造(株)
〒999-7781 山形県東田川郡庄内町余目字興野42
電話 0234-43-2005
FAX 0234-43-2007
◉羽根田酒造(株)
〒997-1124 山形県鶴岡市大山二丁目1-15
電話 0235-33-2058 FAX 0235-33-1221
Topics: JUNGIN GLASS PROJECT, 地震, 日本酒 | No Comments »