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March 17, 2012
江戸蕎麦手打處あさだ
季節が変わる度に訪れたいお蕎麦やさんがあります。浅草橋の江戸蕎麦手打處あさださんです。蕎麦猪口に入っているのは、小柱と雲丹を冷蕎麦で。それはきれいな味わいで、おいしいお酒早くください!状態に
毎日、お父上が手書きされるお品書き。達筆です。この文字読むだけでそそられるというもの。
この日は富山の清都酒造場『勝駒』純米酒が!(「そうこっぽりとはできません」の名文ラベルが有名な勝駒。手に入りにくいことでも有名ですが、富山県アンテナショップ・いきいき富山館にこっそりあります)●blogいきいき富山館の「さば糀漬」
もちろん、スタンダードメニューブックもあり。
定番です。
定番の日本酒。冷やとお燗酒が各種用意されています。神亀もあるのでお燗は困りません。
季節の素材もひと足早く。季節感をお皿で味わいます。
お酒は勝駒をいただき、次に
石鎚 手造り純米『 初(うぶ)』を初挑戦
山菜の天ぷら
カリッポリッと香ばしい、揚げ蕎麦。
ふわんとしたそばがき。蕎麦のいい甘さが味わえます。
また、つけ汁もおいしい!
「あさだに行きたい!」女子でいきました。初めて飲んだ「七人の侍」
こちらはそばがきを揚げたもの。日本酒をおいしくする、楽しめる一品がいっぱい! こういう穀物のおいしさはたまらんです。
白美人葱のおひたし。大定番!あさだ味噌 杉板焼き。
そして昨年2011、晩秋に訪問したときのこと。
「秋野菜のお浸し」です。 春菊としめじ、黄菊、金時草(きんじそう)を合わせてお浸しにしたもの。 紫色になるのは金時草の葉の色が溶け出たもの。
長芋のとんぶり・ボラの子和え「拍子木切りした長芋をとんぶりと、からすみを作る際に出たボラの卵の残りかすを塩漬けにしたものとで和えました」と若旦那。
里芋の素揚げ
そして!
氷見の寒ぶり! 特上のものということで味わってみました。
ふと、このお刺身を見て、どっちが背側で腹側で…ええっとここはどこの部位?となり、若旦那さんに聞いてみました。
はじめ、口で説明してくれていたのですが、見た方が早いですね!と現物を持ってきてくれたのです。
じゃーん、氷見の寒ぶりです! 迫力です!
なるほど!
なるほど!!
なるほど!納得! シンプルで深い、プロの盛りつけテクニック。見ると簡単でも、どっこい自分ではなかなか思いつきません。
そして、若旦那特製のからすみも絶品。これをおろして冷蕎麦とあえたのなんて、もーぉ最高。これにはお燗でしょう!どのお酒を合わせるか、わくわくします。
もちろんお蕎麦も美味!
椎茸がおいしい椎茸蕎麦。当たり前がおいしい。そしてあさださんはリーズナブル!
だから皆に愛される。
昨年の3月11日以後、東京の飲食店はどこも軒並み閑古鳥が泣きました。
あさださんに震災後の状況をお聞きすると「うちは ”お店は大丈夫ですか?”と、皆さんが心配して顔を出してくれたんです」と。いかに、関係が厚く、愛されているかですね。まさに浅草橋のオアシスです!
仕事きっちり!感じの良さも抜群!の若旦那こと粕谷育功(かすや やすのり)さん。江戸蕎麦手打處あさだはファミリーで経営しています。
そして2月訪問時にはJUNGIN GLASS をプレゼント!
土地に根づく。信頼を裏切らない…そういうことなのだと思います。あさださんを教えてくれたのは伊勢宇本店の若旦那、宮澤さん。
オレンジTシャツが宮澤さん。若旦那同士はパパ友。伊勢宇さんでは時々イベントを開催。
blog→2010年訪問・江戸蕎麦手打処 あさだ
Topics: shop, 日本酒 | No Comments »