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May 9, 2012
2012GWをRICOH GXRで4
やってきました大阪・日本酒の聖地!
山中酒の店、店主の山中基康さんです。ガラス、錫、磁器、陶器とお酒を楽しむ器も勢揃い!
温度管理された酒貯蔵室には銘酒がズラリ!
JUNGIN GLASS PROJECT(秋田は完売しました!応援感謝)の山形県・鯉川酒造さんが仲間入り!
冷蔵室は寒いので防寒着が用意されていますが、オリジナルが誕生!「純※酒」ジャンパー
山中社長、炭焼笑店 陽の店主 行友さん、そしてスーパー記憶力を持つオトコこと井上店長!
店舗2階がカップ販売と試飲スペースで、3階がジャンパー必須の酒貯蔵室です。
名残惜しい店を後にして、向かったのは
山中酒の店、直営飲食店である本舗 さかふね。この3月に大リニューアル!
直営飲食店はここの他、佳酒真楽 やまなか、まゆのあな、おばんざいやまなか、立ち呑み やまなかがあります。どこも当然、お酒が素晴らしく、良心的価格。↑調理中のおふたりをパチリ!
数多い店舗数ですが、山中さんが一代でここまで立ちあげたのです。その昔、日本酒を広めるために自転車で飲食店を一軒一軒ローラー作戦で回ったり、王祿を育てあげた話もつとに有名。
銘柄は見つける、育てる、そして飲んで納得してもらう…。
生粋の大阪人なのに、「わてがわてが〜っ」がまったくなく、穏やかな人柄の山中さん。この冬は東北の蔵に何回も足を運ばれていました。山中学校卒業生も増えました!
この店の最高の席は、カウンター右端席でしょう。 カウンター内にはお燗がすぐつけられるよう大きな燗器が完備。
爽やかな冷酒をリクエストしたら、やんちゃな呉の土井鉄が!今宵は八反錦でスタート。
バンビグラスで乾杯!
お料理もいろいろ。左は野菜のバーニャカウダ風。右はおつくり。
夜もふけてくると器談義が始まり、カウンターの皆さんと全員で、グラスを変えて味の違いを楽しみました。
王祿を4種類の器で飲み比べ。形状により、甘みや酸味があらわれず辛口に思えたり、逆に香りとふくらみが強調されたり…見ただけではなかなかわからないのが器です。だから楽しい、面白い、勉強しなくちゃなりません。
1つのお酒、1つの温度帯で4つの味が楽しむことができます。器でこれだけ味が変わるので、提供する側は神経使うと思いますし、使ってほしいです。
お店ではガラス以外にも、勿論!燗酒がおいしくなる盃もたくさん用意されています。お燗も上手です。
〆に古酒をいただきました。時間をじっくり凝縮したお米のお酒。昭和58年のお酒はその当時のお米が、水が、造り手の技が、ぎっしり詰まっているのです。平和な夜に、こうしていただけることに感謝。
偶然、お隣の席に座られたのが、中庭を担当された杉景の住谷晃也さん。樹木の名前を教わりました。庭に敷石として使われた瓦は、奈良のお寺さんで使われていた古いものだそうです。雰囲気よく庭に馴染んでいました。
こうして再利用されて新たなステージへ活かされて。日本のいいものは、長持ちです。
とはいえ、たとえいいものでも、活かす視点、実行するセンスと技術がなければ、真の有効活用とはいえません。感動がそこにあるかどうか。
いいものを造るだけでは難しい。米の酒、日本酒の姿を重ね合わせてみてしまいました。
●2010 blog 大阪・山中酒の店へ 3
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