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July 18, 2007
「きもとのどぶ」飲み比べ
この不思議な名前のお酒は、奈良の久保本家酒造の加藤克則杜氏が醸す「きもと造り」による純米にごり酒です。合成の酵母は一切使わない、昔ながらの手間暇かかる造りで醸したお酒です。
仕込み別の6種類を飲み比べて楽しもうという企画がありました。
にごりというとベタ甘い印象がありますが、これはまったくベツモノ。
お米のうまみがほどよくある丸みのある味。さわやかな酸味も感じられます。飲んだ後はシャキッとシャープ! きれが良いのです。お燗にすると、さらに旨味がさえわたり、素敵な食中酒となります。
もろみを粗くざるでこしただけなので、食物繊維たっぷり!ビタミンB群やアミノ酸が多く、美肌効果があるというコウジ酸の力も見逃せませんね。
割り水してお燗しても味がこわれることもなく、ゆっくりたっぷり飲めるのがいいところ。身体にやさしくしみわたるのが実感できます。翌朝の爽快感も抜群!
造り手の加藤杜氏(ボビー似)と、蔵人の小森谷さん。今年もおいしいお酒をありがとう!
ずらり勢揃いした「きもとのどぶ」
左の仕込み水を少し入れて「割り水燗」待機中。
「きもと造りの酒」というと重たいお酒が多いのですが、そこは名人加藤杜氏!の技なんですね。瓶のやんちゃなラベルと違って!? 「上品」でもあるんです。
50℃くらいまで熱くして、冷まして飲んでも味がくずれません。蔵人の小森谷さんはアツアツのお酒を氷水をあてて冷ます「急冷燗」も得意。これは名人芸! 久々に堪能しました。
開催場所は阿佐ヶ谷の「志の蔵」さん。料理は野菜中心でちょっと陰性過多気味。
豆腐に粟国の塩をパラリ、菜種油をトロリ。悪くないけど、この日は台風で寒かったたこともあり、冷えました。
さて、どぶファンの美女ふたり!を紹介。
ライターの神澤柚実子さんと藤田千恵子さん。
「神澤さんがいいこというのよ!」と藤田さん。なんでも
「良い日本酒飲む人は素敵でなければいけません。だから私は太らないことに決めました」
ひゅーひゅー。
1ヶ月後の二人に注目。
日本手酌の会!木村祐子さんはしみじみと
「仕事終わって、うちで晩酌するでしょ。おいしいわね〜って思いながら感謝するのよ。だって、つくってもらわなかったらこのお酒は飲めないんだもん。加藤さん日本中から感謝受けているわよ。きっと」
う〜〜ん。ほんとですね。つくってもらわなければ飲めないんです!
加藤さん、小森谷さん、蔵人の皆さん、これからもいいお酒、じっくりつくってほしいです! ありがとうございました。
●久保本家酒造
「きもとのどぶ」 純米にごり酒
1800ml 2800円 (生は1800ml 3200円)
JALファーストクラスの機内酒に採用された「きもと純米吟醸」1800ml 5000円もあり。
奈良県宇陀郡大宇陀町大字出新1834
電話0745-83-0036
・直送はしていませんが、お近くの販売店を紹介してくれます。
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