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October 9, 2012
静岡県の酒米・誉富士3
つづき。そんなわけで晴天に恵まれた10月6日。焼津酒米研究会・誉富士の稲刈りへ。
酒米で最も有名な山田錦。その山田錦を品種改良して生まれたのが誉富士。10万分の1粒を探しあてたそうです。何が一番違うかといいますと、丈の長さ!
↑右が山田錦、左が誉富士。20cm以上も違います。 背丈が低いので台風に強く、たんぱく含有量が少なく、心白の形状が良いのが自慢!
左が誉富士、右が山田錦です。見た目はやや違って見えますが「籾をはずすと変わらない」と宮田祐二さん。
(左)6月3日 (右)10月6日
まず始めに稲刈りレクチャー。鎌の刃の方向など、自分や人の足を切らないよう 指導がありました。
宮田祐二さんのMy 鎌。鍛冶屋が作った鋼の鎌だそうでギザギザがありません。尊敬する方から譲り受けて大事に使っているそうです。
使用例を見せてもらいました。ザクザクッ
一般の鎌に比べてややテクニックがいる感じでした。
お借りして試させていただきました! 刈ってるぜ★感が最高
刈り取った断面図。3本植えが30本に増えています!
刈り取った稲はコンバインにかけてその場で脱穀
稲の葉は田んぼにもどします。
最後の最後は田んぼの持ち主、松村さんの手で。やんやの喝采!
田んぼは稲の葉で埋めつくされ爽やかなグリーン色。あっという間の出来事でした!
両手にアオガエル!喜ぶ女の子は英君酒造・望月さんちのお嬢さん。
田植えのときは・・・6月3日にタイムマシーン
芹沢さんちのお坊ちゃん。大切に握っているのはドジョウ? フナ?
でも持ち帰らず、田んぼに返してあげてました。ちょっと名残惜しそうでした(笑)
さて稲刈り終了後、田んぼに緑のビニールシートが敷かれ、温かい焼津おでんと酒米研究会の新米おむすび、梅原会長が育てたとうもろこし「あまいんです」、お茶がふるまわれました。
宮田さんに神沢川酒造場・正雪の望月さん
関係者の皆さんが挨拶を。「しずカパ」の紹介も以下HPより↓
しずカパ10,000人同時乾杯
静岡県産米「誉富士」を使用した地酒で、富士山の日に乾杯するイベントに参加しませんか? 誉富士からできたお酒は、「県内で開発」・「県内で栽培」・「県内で醸造」された、言い換えれば「ふじのくにの酒」です。私たちの願いは、このお酒を富士山と同様に皆様に愛していただき、「富士山の日」に富士山について「学び」、「考え」、「想い」を寄せ、そして「誉富士」で「乾杯」!をしていただきたいのです。・・・普段ビールや焼酎での乾杯が定番ではありますが、富士山の日だけは、ふじのくにの酒“誉富士”で、みんなで一斉に同時乾杯をして盛り上がりましょう!
●開催日時
富士山の日 平成25年2月23日(土) 午後6時30分JUSTに一斉に同時乾杯
ところで「焼津おでん」ってナニ?
スタッフは揃いのTシャツにバンダナ。なんでも焼津おでんは、地場産の練り製品(黒はんぺんや角揚げ)に、かつおのへそ(かつおの心臓)を入れたおでん。みそダレに、かつお節粉をかける。だし汁も焼津産のかつお節やさば節を使うのがルールだそうです。
◎朝比奈大龍勢
龍勢…知りませんでした。朝比奈大龍勢とは、静岡県指定無形民俗文化財で、地域では有名な”手作りロケット花火”大会だそうです。 これに酒米研究会が参加。
朝比奈大龍勢、ルーツは戦国時代というから長い!先輩からの口伝による制作で、火薬の配合、炭の原料、吹き筒の素材が決まるとか。「ぜひ皆さんいらしてください!」と梅原会長。打ち上げ前の口上もよいそうです。
詳しくは藤枝市HP●10月20日は→ 2年に1度の朝比奈大龍勢
地域に根付いた文化遺産、いろいろあります!もちろん日本酒も!
~ 静岡生まれ!「誉富士」の地酒で女子会 ~
Topics: event, ご当地もの, 日本酒 | No Comments »