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October 21, 2012
庭のうぐいす・食の周り
ひとつ前のつづき(庭のうぐいすさんを訪問したのは今年の1月と3月。その時の写真より)
地熱たべもの研究所も主宰する山口怜子さんのシンプルで大胆、実のある素直な料理にいちいち感動。
テーブルに置かれた↑醤油さしも素敵!注ぎ口のくるっと丸められた和紙も気がきいてます。大人数のおもてなしの時、蔵の道具もとっさに!?活用するのだとか。
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「酒蔵のフォアグラ」
もうビックリ!超珍味な一品。アスパラガスにのっているベージュ色、口に含むとクリーミィでアーモンドのような風味です。なんともおいしいディップ!お聞きすると
なんと酒粕豆腐の18年もの!
「酒粕を四斗樽に豆腐をしいて、酒粕しいて18年」と山口怜子さん。そこに、さらに新しい豆腐を混ぜたりするのだとか。
「酒粕は発酵食品。18年たったら豆腐は酒粕の重みでぺっちゃんこ。カビひとつしない。凄いのよ酒粕は! 酒蔵のフォアグラね」
和え衣によし、パンにもよし。
5〜6月に収穫する鬼柚子。ツヤ照り美しく、皮も種もそのまま食べられる丸ごと「羊羹」になっています。なんでも温泉地熱蒸気で7〜8日かけてゆっくり火を通し、 大吟醸に漬け込み、爽やかな苦味ある上品な甘味に仕上げているとか。
冷凍すると極上シャーベットなのだそうです!
大きな晩白柚も温泉地熱蒸気で、皮丸ごと生かしたお菓子に大変身!こちらもビックリ。
乾物も調味料もひとつの容器にまとめられ、一目瞭然、すっきり!
食器棚も見事にすっきり。これで20人のおもてなしもOKだそうです。
おいしいものが魔法のように出てくる 怜子さん。冷蔵庫もどうなっているのか図々しく見せていただくと、こちらも見事にすっきり!
仕事ができる人は考えも、身の回りも、キッチンもすべて整っている!それを痛感。
研究の成果が商品にも現れています。
お蔵で販売している玄米餅や調味料。
小さい時から怜子さんの食事で育った息子の哲生さん。シンプルで力強い自然の味育ちです。だからお酒の方向もそんな料理に合うのが基本。
今期の庭のうぐいすさんのお酒も楽しみです!
驚いたもののひとつが薬草!蔵人用です。
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