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October 27, 2012
三重の秋番茶ふたつ
市川大楽園製茶の市川泰三さん「山のふもとの小さなお茶屋」の茶農家さんです。以前、講師を務めた三重ブランドアカデミーの第二期生で久しぶりの再会です!
店の前はお茶畑。秋番茶の真っ最中!
市川さんが手がけるお茶の中でも面白いのが「日干茶葉(にっかんちゃば)」地元で昔から愛用されている秋番茶です。
初めて聞いたときは??でした。説明を聞いてもよくわからずで、写真を撮ってきてもらって、な〜〜るほど!とガテン
香ばしくすっきりした味わいで、どこか懐かしいほのぼの風味。なのですが、説明しないとわかりにくい。そこでパッケージにプロセス写真を入れたり、特徴がすぐわかるよう「桶で蒸し、天日で仕上げた熟成番茶」とキャッチコピーをつけたり、焙煎を少し強めて香りを特徴づけるなどアドバイスしたのでした。
お茶の生産者であり、仕上げ、小売りまで行う市川さんです。
ティーパックを購入し、マグでゴクゴク
「番茶」とひとことで言っても各地で様々。山陰地方ではゴワゴワの茶葉を焙じた茶色いお茶が番茶(花を入れたぼてぼて茶もあり)。東京では下級煎茶のことを番茶といって緑茶です。
ここ三重県亀山地域の番茶は「桶で蒸し、天日で仕上げた熟成番茶」。香ばしい澄んだ茶色の熟成系に仕上がって、食事時にピッタリ。
きっと日本の各地に地元で長〜く愛されている、あたたかい味があるのだなあと思うのです。
イラストは市川さんの奥さんが担当。いい味出てます。
●市川大楽園製茶
市川さんちの近くを流れる川。のんびりとしたいいところです。
同じ三重でも、熊野市紀和町瀞流荘で見つけたこの番茶は「紀茶(きちゃ)」
”熊野の山奥で無農薬、手摘み、釜入り、手揉み、天日干し”という文字にひかれて購入。
鮮やかなフレッシュグリーンのパッケージですが、中身はそれとは想像外の
しっぶ〜い焦げ茶色した茶葉。なんというか、ひなびた滋味深い、香りは乾物のキノコ系。中国茶のようなワイルドな風味。阿波番茶にも近い。同じ三重県でも、番茶といっても様々です!
そして熊野といえば名物柑橘!オリジナル天然柑橘「新姫(にいひめ)」ちゃんが昨日届いたばかり!香りが強く酸味もギュッと凝縮、種もいっぱい。商品各種
生果はまさに今が旬! 今だけ新姫収穫体験コース宿泊もあるとか。
紀和町ふるさと公社の土口直洋さんは「麦焼酎や焼き魚にかけて愛用」と。生牡蠣にEXVオリーブオイルと新姫ギュッ搾りも最高です!
また行きたいな〜市川さんちと熊野。しかしちょ〜い遠いのが難…。
だから味は守られる!
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