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萬古焼 紫泥の急須

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最もお茶がおいしくいれられるという三重県・萬古焼の紫泥(しでい)急須です。紫泥は鉄分の多い土を使い、釉薬不使用。還元焼成するのが特徴です。

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この急須は伝統工芸士・伊藤実山さん作

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サイズは1号。1合弱の容量で1人前の小さなものです。

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ここで見つけました。

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下北沢「つきまさ」

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昔から変わらない日本茶の店で、ここで使われている急須が萬古焼 紫泥の丸形なのです。

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聞いたら伊藤実山作。長年、使いこんだ急須ながら、味のあるなめらかな肌。

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「表はなめらかな肌ですが、内側の肌にはザラつきがあり、そこに葉が引っかかるのがいいのです」とご店主。

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「形は ”丸” 。これがお湯を注ぐ時も、

・・・お茶を注ぐ時にも好都合です」

なるほど〜。

スタンダードな形にはおいしい裏付けがあり!

「紫泥の急須は使い込むほど輝きます」

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急須は持ち手部分、注ぎ部分、ボディ、そして蓋とパーツが分かれています。

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この急須、蓋と本体が吸い付くようにピタリ。洋食器のポットの蓋だとこうはいきません。すごいなあ!の技術です。

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底から見ると丸みがよくわかります

萬古焼と言っても、実山さんのような作家ものはろくろ引きで、安価な市販品は型ものです。機能は変わらないですが、値段は4倍くらい違います。勿論、手間のかかる時間もそれくらい違います。ろくろと型と整形方法は違えど、鉄分の多い土からなる紫泥で釉薬を使わず、還元焼成。パーツをつける手間はどちらも同様。それぞれにそれぞれの良さがあると思います。

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箱には1号「玉形」とありました。

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