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December 13, 2012
秋田県最古の蔵・飛良泉
セミナーで秋田を訪問したさい、秋田県酒造協同組合の東海林さんに飛良泉さんに連れていってもらいました。↑は樹齢五百年の大欅。
飛良泉さん、創業はなんと室町時代!
京都に銀閣寺が建立された1487年の創業です。すでに五百年以上ですよっ! 現当主の斎藤雅人さんは二十六代目!(・∀・)ナントモフルイ!
秋田県最古の酒蔵で、もとは廻船問屋。蔵はほぼ、日本海に面しています。酒造りは副業だったそうです。明治になり本業で一本化。酒の主力は「山廃仕込み」。
蔵入口には↑亀の甲羅に書かれた「飛良泉」
長い中廊下を通って蔵へ。途中の部屋を覗くと、ご先祖さまの肖像画が。歴史を物語ります。
現在の本蔵は明治15年の建造
秋田杉の麹室
杜氏部屋を覗くと遠田嘉人杜氏が仕事中
酒母室。タンクを載せたボックスの下の扉がパカンと開くようになってます。酒母の温度が下がり過ぎたらここに暖房を入れて調節します。
どこを見ても整理整頓されてます。白でまとめられてきれいでパチリ!
蔵にて。飛良泉ご当主の斎藤雅人さん。銘柄の由来は ”廻船問屋のときの屋号「和泉屋」と、地名「平沢」から「ひらさわのいづみ屋の酒」として自然発生的に名付けられた。また、 地元の画工が越後の良寛和尚に「飛びきり良い白い水」とこの酒をしたためて贈ったことから名付けられた”とのこと。
「秋田蔵付分離酵母の純米酒シリーズ第1弾」二番「飛良泉」はここから採取!
●blog 一二三四番・秋田蔵つき酵母の酒!
どこを見ても整理整頓、きちんとしています。
なんとお社が!池の鯉を見る斎藤さんと東海林さん
(右)地震でずれたという柱
樹齢五百年の大欅が蔵を守る。夏場の光を葉が遮り、蔵の温度を涼しく保つ役割を果たす。撮影は10月28日で葉が落ちて寂しいものの、新緑の季節は、爽やかグリーンの葉が生い茂りボリュームもたっぷり。その季節も見てみたいです!
その隣にある蔵は「欅蔵」と名付けられました。
斎藤さんと遠田杜氏
2ショットをパチリ!そして二番の純米酒
秋田県産の美山錦で醸した純米酒です。ラベルを拡大します
二番は破魔矢から見つかった!
とはいえ、どこを見ても清潔なお蔵ゆえ、掃除をしていない場所がない(笑) 唯一、人が触らなかった破魔矢から採取できたそうです。場所はこちら↓
なるほど〜な場所であります。
破魔矢だけは洗わなかった(そりゃそうだ)
●飛良泉 株式会社飛良泉本舗
秋田県にかほ市平澤字中町59番地 TEL 0184-35-2031 FAX 0184-35-2030
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