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山二園さんの新茶さえみどり

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静岡県庁さんからの依頼で、沼津で5月25日に日本茶と日本酒の学生さん向けセミナーを開催することに。今回は、その内容詰めの視察でした。訪問したのは静岡県沼津市にある山二園さんです。新茶が始まり大忙し!

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白磁の茶器で、自然仕立てのお茶「雲乃関」を出してくれました。受皿はジノリ製。

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自然仕立て栽培で、手摘みです!

お茶の樹はカマボコ形している…と、思い込んでいる人がいますが、機械で刈り込みしやすいようにカマボコ形になっているだけで本来は1本1本長いのです。

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総勢50人が一斉に手摘みする姿は壮観です

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ベテランの茶摘みさん、素早く一芯二葉が摘まれていきます。

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このひとかごで10kg。お茶にすると2kgになるそうです。

お昼になって手摘み部隊の皆さんランチタイム。茶畑からゾロゾロ人が。人海戦術です。

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山二園さんの品評会用の茶園

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驚いたのはハウス栽培ということ。天井が開いて、気温調節できるようになっています。初めてみましたよ〜。お茶のハウス!

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なんでも山二園さんは、品評会用のお茶はすべて「環境コントロール型多機能ハウス施設」で栽培。かつ自然仕立て、もちろん手摘み。それらは一番茶しかとらないという。つんだらすぐに枝を膝下までカットしてしまうそうです。

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しかも!!土を加温できるようにしています。

山二園の茶園主・後藤さんいわく「お茶の味の不出来を天候のせいにしたくありません。毎年同じように、おいしいお茶を作りたいのです」。そんな山二園のお茶は品評会で何度も高い評価を受けています。「無名でしたから、客観的な評価をしてもらいたかったのです」

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35年前、人生の仕事にお茶を選んだ後藤義博さん。東京農大を卒業した直後の決断で、24歳という若さ。その当時から茶は卸に出さず、自社で販売。35年前から6次産業化です。

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後藤義博さんと息子の裕揮さん。2人ともいい表情をしています。おいしい日本酒も好きという。

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店内にはさまざまなお茶が並んでいます。

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お茶は10グラムから販売! いろいろ試せるのが嬉しい

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山二園さんは今まで見せてもらったどの茶園にも当てはまらないタイプ。

茶どころとして評価の低かった沼津。この地で最上質のお茶作りに取り組んだ後藤さん。
”環境を克服する技術”を徹底的に考えた丁寧な栽培方法、そして決断力の素晴らしさ!

またレポートします。撮影した茶品種は「さえみどり」です :-o

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山二園・代表の後藤義博さん「さえみどり」の茶畑にて。
撮影 RICOH GXR A16 24mm-85mm


Topics: ご当地もの | No Comments »

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