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June 10, 2013
NIKKEI何でもランキング・調味料
6月1日(土曜日)のNIKKEI プラス1の名物企画「何でもランキング」は、 ”調味料”特集。依頼を受けアンケートに参加。
調味料をいろいろ試すのが好きゆえに、あれもこれも推薦したい商品が山ほど!
じつは、基本調味料の「サ・シ・ス・セ・ソ」の「サ」は「サケ=酒」だと思っています・・・ですが、少数意見のようで(笑)。料理にもコーヒーにも砂糖を使いませんが、酒はた〜っぷり使います。だから「サ」は「酒」派!
さて、今回のアンケートは三部門あり、それぞれ「基本のさしすせそ」「味わい深める万能な1本」「隠し味やアクセントに」で各ジャンルごとに商品を推薦する仕組み。
「味わい深める万能な1本」部門の一位は福来純本みりんでした。もち米、米麹、米焼酎という「米」原料だけで仕込んだみりんを3年間熟成。コメントが採用され、読んだ知人が笑う笑う
まともなみりんの原料は「米」だけなのです。お米が発酵、糖化作用のおかげで素晴らしい旨みを含んだ濃い甘みに変化!最初にみりんを思いついた人はスゴイ!
できたばかりのみりんはトレーシングペーパーみたいに白く、キーンとした甘さ。それが3年間熟成させることで琥珀色になって甘みがマイルドに変化。ほんのちょっとの量で煮魚、照焼きの味がピタリと決まり、輝くようなテリも。
ラベルの原材料表記が見えにくいですが、材料は国産の「米」のみ。
近年、お米が余り、減反していますが、お米は食べてよし、飲んでよし、料理によし!
日本人は米を最大限に活かしてきたとつくづく思います。
「その昔、みりんは、ご婦人がたのナイトキャップでした」と以前、白扇酒造の加藤社長に聞きました。飲んでおいしいみりんが本来。米だけが原料が本来。そうでないみりんが増えすぎて、元々のみりんに「本」をつけなくてはならない時代。
白扇酒造では原料の焼酎も自家製。日本酒、焼酎、みりんの3つの酒を醸造しています。
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もっと使ってほしい調味料に「梅酢」があります。梅干しの副産物ですが、塩がいい塩梅で入っているので、茗荷や蕪を漬けると最高! 特に、夏に便利な調味料です。これも推薦しましたが、マイノリティだったらしくランキングにはかすりもしませんでした
梅酢はそうめんの汁に使ったり、薄めてスポーツドリンク代わりにも、また、うがい水にも。
ランキングの隠し味部門で「鮎魚醤」が選ばれてましたが、最近は鮭、サンマ、マグロなどさまざまな魚醤が各地で誕生。 ご当地魚醤もまた楽し!
ひとくちに調味料といってもホントさまざま 選び方次第で出汁不要にもなるありがたい調味料。旅の楽しみのひとつは地元調味料の発見です。
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●blog 白扇酒造さん訪問 2009 July
●blog お正月は米の酒を屠蘇酒で
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