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June 17, 2013
沼津発 おいしい感動をつくる仕事3
●↑セミナーでいただいた山二園「堤」と沼津市・清光堂製の焼き団子。静岡産品とのマッチング!
第一部は山二園さんで実地体験。つづく第二部は千本プラザに場を移し、沼津が誇る上質なお茶とお酒に、地元や県産品を合わせて学ぼう講座。お茶もお酒も相手があるとさらにおいしくなります。食べながら飲むと印象も変わってきます。
会場は畳の間! なごみます〜。
歌っていいですか? みたいなステージでお話させていただきました(普段はカラオケを楽しむ場でもあるとか。どおりで!)
「日本」という冠がついた日本酒と日本茶。成り立ちから今の状況まで類似点多し。
「日本」という冠が名前につくメジャー食品はお茶とお酒だけ!
明治時代に、政府が生産を管理し奨励するようになったのも、日本酒と日本茶の共通点です。
昔は、お茶やお酒は自分の家で作るのが当たり前でした。
お茶は垣根代わりに植えた茶の木や、野山で摘んだ薬草をお茶にして飲んだもの。そしてお酒は「どぶろく」を自家製造。戦争の前までは。
明治時代、日本の近代化のため、お金がたくさん必要になりました。お茶は輸出用に奨励されて植えられ、お酒は税金を徴収するため、家庭では「どぶろく」製造が禁止に。
日清・日露戦争では多くの軍艦が造船されましたが、その費用のほとんどは酒税!
(日露戦争時はなんと国家税収の35%が酒税)
日本酒が軍艦に変わった!?
・
日本茶も日本酒も本来のものから変わってきたのが現状です。ですが、中には誠実に丁寧につくられた本物の日本茶、日本酒もあります。飲み比べれば明らかに美味しく、感動的!
とはいえ、安易に作られたニセモノが増えた為、全部が「おいしくない」と誤解も。どちらも人気が減少傾向。日本茶と日本酒はそんなところも似ている!?
そんな厳しい状況の中、高い評価を得ている沼津のお茶とお酒2社。その社長2人に共通点がありました。
日本茶と日本酒・茶園主と蔵元2人の意外な共通点!
●沼津出身 ●東京農大卒業
●25歳で社長就任
●No.1&Only.1を目指す
●地元産原料で高品質、高い評価
●商品を卸しに出さない ●イケメン!?
セミナーでは「おいしいを地元でつくるということ」へ2人からメッセージをいただきました。25歳の決断、そして継続に拍手! 学生さん(もちろん社会人にも)とてもいい話を頂戴しました。乗り越えてきた人は凄いです。
そしてセミナーのあとはお待ちかねのマッチング・タイム!3種類のお茶を実際にいれてみよう体験。講師は山二園の奥さんです。
神妙な面持ちの受講者たち。知ってるようで知らないおいしいいれ方。
山二園の社長・後藤義博さんと息子の裕揮さんも。じっくり見せていただきました。
茶葉の量と水分量、時間を計ります。目分量とはいい加減なもの。正確に計ると、それはおいしくはいります!
均等に注ぎ分けて、さあいただきます。
まずは上級煎茶「神明(しんめい)」。これにあうのは!
つづく
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