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July 2, 2013
名物ひきずりだしうどん
ひとつ前のブログで紹介した東京唯一の「日本の滝百選」檜原村・払沢の滝。その前に立ち寄ったのがコチラのお店 初後亭
畑からスタートする、イチから手作りするうどんやさんです→●畑仕事の巻
初後亭(しょうごてい)
お店もご主人がほとんど建てたという→●大工仕事の巻
お品書き。「まし」とは、うどんを「増」量するの意。
蕎麦は品切れ中で「名物ひきずりだしうどん」に迷わず決定。温野菜入りを注文 腹ペコだったので玄米入りとろろめしも注文
「ひきずりだしうどん」とは初めてでした。似たような名前に山形の「ひっぱりうどん」がありますが、そちらは器に納豆を入れ、醤油、薬味で温かうどんを「ひっぱり」入れて食べます。
こちらの「ひきずりだしうどん」、説明書きを読むと
「器に鰹節を入れ醤油をかけ、茹でたうどんをとって、茹で汁で調整して食べます。ネギなど薬味を入れるとさらにおいしく召し上がれます」
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野菜はキャベツ、人参、大根、ほうれん草。「まし」の大根おろしも注文。野菜も身内の栽培という。いや、シンプルでおいしい! しかも、簡単な食べ方でいいですわ。
麺つゆは買わない主義です。うまい醤油があれば、それだけで充分と。コクが欲しいときは太白ごま油や焼海苔を入れ、水や梅酢、温かい茹で汁や出汁でのばして調節しています。
初後亭さんのうどんは、やや色があり、適度なモチモチ感があってなめらか。いい感じの家庭の味です。大根、人参は拍子切りなのも良かったです。
ご店主さん「今年は小麦が豊作で、たくさんとれちゃって…お客さんどうしようか心配なんです」
お近くの方、遠くの方も滝とセットでぜひ初後亭へ!
http://www.gws.ne.jp/home/shogotei/
ご店主に、鰹節が入手できない時代はどうしていたか聞いてみたら、醤油だけだったという。「今も通の方は、鰹節を入れません。うどんの味が消されるからと」なるほど。
以前、島根の山あいの蕎麦屋さんで、昔ながらの蕎麦つゆを再現している店がありました。そのつゆとは!きんぴら牛蒡、そしてキジの2種! 昔は昆布も鰹節も手に入らなかったですからね。
それにしても、のんびりいいところでした。住みたくなっちゃいました〜。
節約主婦「電気代月500円」の著者もこの近くにお住みだそうです。なんだかわかる!
ご店主「うどん粉」についてこう言ってました
「うどん粉というくらい、日本の小麦はうどんにしておいしいんです!」
大陸の小麦と違い、水となじみがいい。だから、お客さんの顔をみてうどんを打ってもすぐにおいしくできる。その説明、HPにもあるので読んでみてくださいね。
それにしても「うどん粉」!懐かしい響き。
子供の頃、小麦粉のことを皆そう呼んでました。よみがえるMy記憶
「ひきずりだし」=ちょっとコワイようなオモシロイような(笑)
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