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手堀りあさりの生かし方

手堀りのあさりにこだわる、荒木海産の荒木さんに、あさりの生かし方を聞いてナルホド目からウロコ。

あさりは通常、水が入った透明密閉パックで売られています。

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このパックだと酸素量が決まっています。流通および店舗販売での段階で時間がかかれば、酸素が足りず弱っている場合多々あり。

手に入れたら、一目散に取り出してあげること。

その場合、すぐさま開けて、皿かボウルに入れ、乾かないように濡れ布巾をかけて冷蔵庫で保存する! こうすれば4日くらいは平気で生きているそうです。なるほど!

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そんな理由から、パックよりもネットで売られているものの方が、長生きなのだそうです。昔はみな、その場での量り売りでした。

そして「手堀り」のあさりの方が、ぐんと元気で長生き!

ほとんどのあさりは、機械を使い、ポンプでずずずーっと、一気に海から引き上げられるとか。スピード第一! これなら早くて鮮度はいいように思えますが、どっこいあさり的にはそうではないとか。

あさりがビックリしたまま捕獲されてしまう

∑(゚д´;ノ)ノ なにが起こったの?(状態)

海でのんびり遊んでいたあさりくん。急なビックリで、本来なら貝の口を閉じるときは、スイカンを引っ込めますが、考える間もなくで、スイカン出したままになることも。あさりによっては、はさんだまま、地上に引き上げられたり。そうなると、スイカンが切れたり、多大なダメージをうけてしまうとか。

そうなると、砂もうまくはけず  …(;´Д`)ウウッ… 

砂をかんだままのあさりになってしまうそうです。

そういえば、いくら、塩水につけても砂をいっこうに吐かないあさりいますよね。吐けないのです。

 

さて、荒木さんがすすめする「手堀り」とは?

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「手堀り」とは、しじみ漁でおなじみの「じょれん」という鉄製の網を使って、小舟に乗り、人力で採るあさりです。これなら海で捕獲されて、船に引き上げられるまで時間があるので、スイカンをゆっくり引っ込めることができるそうです。あららなにごとぉ〜?!って感じなのでしょうか。どちらにしてもごめんね、あさりくん。

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しかも、場所限定!

荒木さん、そんなあさりの一番おいしい食べ方は?

 

「何も入れない汁です!」

 

沸騰した湯にあさりを入れ、再び火が通ったらできあがり。ただそれだけ。塩も醤油も入れない。いらない。

そうして作った汁をいただいたら、ほんとにすこぶる美味!

 

荒木さんのあさりを譲ってもらい、家で再現してみました。

うちには日本酒が山ほどあるので、酒も入れて沸騰。そこへあさりを投入! 温度が下がり、再びぷつぷついいだしました。

「貝の口が開いたらもう充分。火を通しすぎると堅くなりますから」といわれた言葉を思い出し、開いたら即、火を止めました。レアでいいんです。

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 開いた! 

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いい香り! あさり貝の身がぷっくりと柔らか。

あさり本来のうまみだけです。上品で、なんともいえないまろやかな風味。素材の味が最もわかる、素晴らしい味でした。おまけに超簡単!ヽ(^。^)丿

素材よければすべて良しです。あさりを買うときは、どこで、だれが、どうやって採って選んだものかが重要。

もちろん、あさり以外も同じことですね。

翌日はパスタに! だしがよく出て超うまでした。

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Topics: cooking, ご当地もの, 季節もの | No Comments »

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