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December 10, 2013
誉富士おもてなしセミナー2正雪さんへ
ひとつ前の続き。
というわけで静岡県内の旅館・ホテルの女将さんたちと、静岡県・誉富士の日本酒を学びに正雪醸造元・神沢川酒造場さんへ。洗米の真っ最中!
●blog 静岡県の酒米・誉富士3
●blog ライターまるちゃんの南部杜氏の仕込みを見た!「神沢川酒造場」
蔵内にピーンと張り詰めた空気が。こちらも気が引き締まります
洗米Shower機!
ちょうど純米大吟醸の酒米を洗米中。このShower機は醸造試験場の先生の考えをもとに喜久酔・青島酒造さんが開発した洗米機とか。神沢川酒造場さん以外の酒蔵でも使われています。made in shizuoka★
↑山影純悦杜氏が洗米中。平成25年度・卓越した技能者(通称=現代の名工)に選ばれました! 陣頭指揮にたちます。
皆さん、興味津々で覗きこむ。
酒母タンク前で説明する望月正隆社長。今年度から静岡県酒造組合の理事長に就任
酒母タンクを見た女将さんが「タンクで色が違うのはどうしてですか?」と質問あり。「それぞれに香りも違うのですよ。バナナやメロンや……」というフルーツの例えに一同、へ〜ほー。日本酒の工程は、複雑で深いです。
温かな麹室へ。酒造りに重要な麹について話し中。「ガイコウナイナン=外硬内軟」など頭で想像しにくい言葉をわかりやすく説明中。引続き、へ〜ほ〜の図。
麹は、栗、茸の香り、落とした音、触って見てかいで確認!
質問も活発。
女将さん1「麹はどうやって出来たのがわかるのですか?」
女将さん2「何年で一人前になりますか?」
望月さん「重量の変化など計りますが、機械計測よりも、人の五感が大事なことが多いです。麹の匂いは徐々に変っていきます。栗や茸の香り、また、麹の手触り、手から落とした時の音、触って見てかいでの確認が細かく必要なのです」。「一人前になるには、七つくり、かかります」へ〜ほ〜
モロミタンクへ移動
いよいよお酒に近づきました!
爽やかでスーッとした高級メロンのような香りが。モロミは泡でぶくぶく〜発酵中。この泡おいしそう!
臨場感いっぱいの現場★
そして座学は望月ドラマー♪ 専務が担当です。普段はドラムを叩いてます!(ウソです時々です)
座学では酒米、精米歩合の意味からスタート。女将会はふたつの班に分かれて勉強です
望月ドラマー専務、ことわかりにくい酒母や酵母を丁寧に説明「静岡酵母、静岡の酒米を使ったお酒は、静岡の食によくあいます!」
ワインとの醸造の差、米がなぜ酒になるか、手取り足取りわかりやすく
酵母が”いじめられて泣く”話に、皆さんシーン。
「つきはぜがた麹、いってんつきはぜ、ポツンポツンでなければ静岡型の酒にならないのです」←言葉超省略でスミマセンm(__)m
◯女将さんたちからの質問
●秋上がりとはどんなお酒ですか?
●通常は、日本酒はいつが飲み頃ですか?
●日本酒の水とはどんな水ですか?
●清酒と生酒の賞味期限は?
などなど
蔵見学は初めてという女将さんも多く、質問もたっぷりでまるで時間が足りませんでした。
そして蔵を後にして、セミナー会場へ
静岡県オリジナル酒米「誉富士」日本酒をガッチリ学ぶセミナー。桜海老や黒はんぺん、蒲鉾とわさび漬け、太刀魚の干物等と誉富士を合わせます。coolとhot、温度も変えて試飲してもらいます。
私が用意したパワーポイント資料も131枚!
つづく
●撮影 RICOH GXR
Topics: ご当地もの, 日本酒 | コメントは受け付けていません。