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誉富士おもてなしセミナー3

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というわけで、「和食」無形文化遺産登録が決まった翌日の12月5日「食のおもてなし研修会・誉富士おもてなしセミナー」で静岡へGO!

静岡県内の旅館ホテルの女将さんたちを

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神沢川酒造場で実地研修会していただき、緊張感ある酒造りの現場を見てもらいました。

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座学で醸造のイロハを簡単に学び

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割烹旅館西山さんへ移動。第二部「誉富士おもてなしセミナー」開始です。

酒米・誉富士

静岡県茶業農産課水田農業班 主幹の小池清裕さんから「誉富士」の育成と生産、酒造りに関してレクチャーあり

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そして

「今、お客さまは健康志向! 静岡の酒米誉富士の純米酒で心をつかむ」

とタイトルづけしたセミナーを開催。地酒を売って特徴づけして成功している宿と、そうでない宿の差は何か?です。

・ ・ ・

お客様は「価値がわからないものにお金を出さない!」これにつきると思います。

要は、不安や不便、不信感、不確実といった「不」を感じるものに手を出さない。中でも日本酒を注文しない理由はいくつもあります。以下の5つが代表的でしょう。

1 頭が痛くなる。気持ちが悪くなる‥不安

2 まずい、料理にあわない‥不信

3 値段が高い‥不満

4 旅気分が盛り上がらない‥不利

5 オヤジっぽい(若い女性)‥不確実

これを解消するサービス、商品があればお客さまの不は満足に変わります。日本酒は、そこに勝因が!

では、この5つをどう魅力に変えていくか、ひとつひとつをひも解きました。

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そして、実際に誉富士の純米酒を飲み、静岡県の食材マッチング。由比の名物「桜海老」がまさに旬。刺身で茹でを山葵で和辛子で。そして静岡の名物・黒はんぺん、太刀魚の干物、蒲鉾+わさび漬けも。体感した自分の言葉で伝えることが重要。

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そして、桜海老といったらかき揚げ! 特有の甘い香り。やはり生を揚げたものは段違い。割ってもエビぎっしり

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今回女将さんたちにお伝えしたかったこと!

県内で酒米を育てることに、多くの意味があることです。

●田んぼが環境を守る!素晴らしい周囲への効果

貯水効果あり。CO2の削減にもつながる。暑くなりにくい。生き物ができる環境が復活する!

結果

生態として強くなる! 環境が保たれる

誉富士の生みの親である宮田祐二先生いわく

「環境に優しい農地、人と自然が共生していける連続性ある農地が、水田なのです」

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宮田先生と誉富士

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●誉富士・現在23蔵が醸造

平成22年の醸造から2社、23年から1社、24年にはさらに3社、英君酒造、國香酒造、平喜酒造が加わり、現在計23社が「誉富士」の酒を醸造。

そのほとんどが純米酒!

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●なぜ純米酒を選ぶのか?

特に、海外のお客様は日本酒に興味津々。原材料や酒造りの工程の質問も。その時こそ、県の魅力を伝えられるチャンス! その時の提供酒に、米と米こうじ、水以外のものがあった場合、うまく伝えられるでしょうか。

日本酒という「醸造酒」に、「蒸留酒」である醸造用(あぁややこしい名前)米以外の原料アルコールが入っている理由が、即答できるでしょうか?

「なぜ?醸造酒なのに? 原料は米だけじゃないんですか?」

このシンプルで深い質問に、短い言葉で答えられるかどうか。

答えたとしても、そのお客様が納得できるかどうかです。

例えば、同じ醸造酒の仲間にワインがありますが、「蒸留酒」が入っていたら、妙?と思うのが普通です。

アルコール入りの日本酒の味がウンヌンではなく、入った酒は名前を変えてほしい!と、つくづく思うのです。

・・・・・・

県産米100%を使い、富士山、南アルプス山々の恵みである水で仕込めば、県内自給率100%の純米酒です。そこに、地球の裏側からやってくる醸造用アルコールを入れたら ”惜しい” と思うのです。

県内に ”純米酒でおいしいお酒” があるなら、それを提供するのが、すんなりした考え方ではないかと思うのです。


静岡県・地酒の特徴

特定名称酒(吟醸酒、純米酒、本醸造酒)比率が高い
全国平均=26.6%のところ

静岡は、81.3%:-o


おいしいお酒が揃う県と思ってきた観光客に、他県のお酒しかなかったり、普通酒をひっくり返したお燗だけではモッタイナイ。

宿の印象を左右するのは、おいしく楽しい時間がゆっくり快適に過ごせ、翌朝、スッキリ元気に迎えられる。これにつきます。その時に、料理に欠かせないパートナー、お酒の価値をどう伝えるかです。

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閉会の挨拶は静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合女性部長の宇田倭玖子さん。

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「誉」をたくさん集めて、さらに素敵なおもてなしになりますように!


女将さんたちから、その場で勉強会続編リクエストをいただきました。

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さて静岡のお酒の特徴は?

●独自の静岡型酵母

メロンなどフルーツのような香り。味わいソフトで喉ごしがよい端麗辛口になる酵母。ゆえに飲み飽きない食中酒として高評価。静岡酵母は、酢酸イソアミル優勢の柔らかな果実香を引き出すことが特徴。静岡型吟醸の酒は「フレッシュで飲みあきしない」「フルーティな香り、雑味のない綺麗」「優しい味と香り、食中酒として最適」といわれています。

●代表的な静岡酵母
NO-2  有機酸が少なく淡麗
HD-1  華やかな吟醸香 大吟醸酒向き
New-5   有機酸が少なく、淡麗、吟醸香高い 吟醸酒向き

●セミナーで提供した誉富士純米酒

爽やかタイプをCOOLで

1初亀・岡部丸 55% 純米 New-5
2臥龍梅 55% 純米 協会10号
3開運 55% 純米 HD-1
4正雪 辛口純米 NO-2
5英君 特別純米 New-5
6国香 特別純米 HD-1

最後にお燗向きのホッとするタイプをHOTで
7白隠正宗  特別純米 静岡酵母
8杉錦   70% 菩提もとの介
blog 杉錦醸造元・杉井酒造

冷たくしておいしい誉富士のお酒もあれば、温めておいしい誉富士もあります!

お燗器がないということだったので、我が家のステンレスちろりを持参。ある女将さんが「いつも奥でお燗をつけて運びますが、こうして目の前でお燗つけるのもいいですねえ」と感想を :-o

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ありがとうチロリ君!

地域は我々が「選ぶ!飲む+食べる」が支えています。

上質の純米酒を飲むことは、地域=日本を守る!ことにつながります。米の価値を最大化するのが純米酒だと思っています。

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●blogリンクあり↓click

2013誉富士の稲刈り

2012静岡県の酒米・誉富士1

2012静岡県の酒米・誉富士2

2012静岡県の酒米・誉富士3

◎誉富士・公式ブログ

こんな笑顔に会いたいじゃないですか! 誉富士を栽培する焼津酒米研究会の梅原利浩会長。1年間の成果が実った刈り取り日。人が思い浮かぶお酒が一番 :-o


Topics: ご当地もの, 日本酒 | コメントは受け付けていません。

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