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July 16, 2007
すりばち館の加藤明子さん
ごまをすったり、バジルをすったり、すりばちは大活躍! 大中小いろんなサイズを持っています。
こんなにお世話になっているすりばちですが、作っているところを見たことがありません。そこで、日本のおよそ6割のすりばちを作っているという美濃のマルホン製陶所「すりばち館」を訪ねました。
陶芸家であり、すりばち館の館長である加藤明子さん(美人!)にご案内していただきました。明子さんが手にしているのはマルホン製陶所渾身の作、日本最大のすり鉢! 超ビッグです。
「窯と煙突と木造で出来たすりばちの作業場を、21世紀に残したいと願ってつくったのがこの”すりばち館”です」と明子さん。
古いすり鉢や道具が展示されています。明子さんの作品もあり(左端に置かれた見事な壷、大鉢など)
そして、奥へ進むと広い販売室が。元は「モロ」と呼ばれた窯屋の作業場だったそうです。風情あります。
大きささまざまなすりばちは、浅いのあり、深いのあり、絵柄もいろいろで見応えあります!
ありがたいアドバイスもあり。
明子さんがデザインしたすり鉢各種。
「テーブルにそのまま出せるでしょ」
ううーん (≧ω≦。)
ほんとに素敵なデザインがたくさん。
こんなにたくさんのすりばち、一同に見たことありませんから、もぉ、やまよ興奮状態。ヽ(´ω)ノ ダレカトメテ
「さあ、作業場へどうぞ」
は、はい、はい、はい。
マルホン製陶所は、ここ美濃の地で、明治43年に創業。
伝統の技は今もしっかり生きてます。すり鉢は成型後、職人さんが丁寧にくし目をたてていきます。ここが勝負の見せ所。確実に早くがモットー。
乾燥した後、700度で素焼きします。
その後、釉薬をかけて本窯で1230度の高温で焼成されて、ようやく完成となります。
十草という柄の絵付け中です。
うちに持ち帰ったのは(写真右)片口の茶十草、(写真左)片口の深鉢タイプです。何度見ても、ほれぼれ。
山水画、文字などを呉須絵具で手書きしたものもありました。明子さんいわく「絵柄、大きさともに特注も可能!」だそうです。
うぅ。すりばちを引き出物にしたかった。次回はそうしよう(うそうそ)。
深鉢に煮物を入れてみました。
なんてことない田舎の煮物ですが、すりばちのおかげでどっしり感が出ました。
十草柄にはごまあえを入れました。
炒りごまもスイスイすれて使い勝手抜群!
すりごまに味噌、みりん、豆乳を少々入れてさらにすり、ゆでたインゲンをからめました。茶色のストライプがごまあえに表情を与えるようです。
一生使いますね。明子さん。今度は小さいのを買いにいきます!
〒509-5401 岐阜県土岐市駄知町2321-55
マルホン製陶所 「すりばち館」
開館日 金曜、土曜、日曜のみ(月曜〜木曜は要予約)
開館時間 10〜16時
電話 0572−59−8730
FAX 0572−59−1961
Topics: shop, ご当地もの, 器 | No Comments »