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April 10, 2014
「とちぎ酒14」滝田稔さん
4月16日は「新世代栃木の酒・下野杜氏 新酒発表 2014」
http://sasara.lib.net/event/event.html
取材と打ち合わせで栃木へ。大田原市の滝田稔さんを訪問。栃木県が開発した酒米「とちぎ酒14」を初期から取組んだリーダー的生産者さん。家の前庭にはパンジー、ムスカリ、チューリップが咲き始め、幸せを感じる光景
ハウスでは「五百万石」の田植え準備中。
田植えの順番は「五百万石」→「コシヒカリ」→「とちぎ酒14」
稲刈りは、それぞれ8月末〜、9月10日〜、10月7日〜
五百万石の苗。田んぼ430アール分だそうです。滝田さん率いる「酒造好適米研究会」は昨年から1人増えて15人に。昨年は33町歩(ちょうぶ)、今年は40町歩を予定
※1町歩 は 9900 平方メートルで約1ヘクタール。1アール は100 平方メートル
赤土を使用。今月1日に蒔いたという「五百万石」は、初々しいベビーちゃん!
滝田さんいわく「五百万石はスズメの集中攻撃にあう」と。理由は、最初にできること、大粒で見つけやすいこと、 芒(のぎorのげ)がなくて食べやすいこと(とちぎ酒14は芒あり)
「五百万石は穂が横になるので、スズメがとまりやすく、食べやすいかもしれません。他の品種が出ても、五百万石ばかりです」
酒米「ひとごこち」はそんなにやられないそうです。「最後の止め葉が直立しているので、食べにくいかもしれませんね。味の好みが合わないのかもしれませんが(笑)」
滝田さんは家の裏で、椎茸栽培も
椎茸の生育場を見せていただきました。木はクヌギとナラを使用。
なんとも立派な椎茸ですが、基準値を下回ったというのに、風評被害で出荷が難しいそうです。
滝田さんご夫妻
「良かったら差し上げますよ」と滝田さん。喜んで頂戴しました
菌がよくまわると、自然にまたできるのだそうです。
「クヌギによく椎茸菌が定着するものですねえ…」とお聞きしたところ、滝田さんニッコリ笑って「ある手間をかければ、ね(笑顔)」
なにやら独自の技があるようでした。技術が高い人は何をしても上手。
それにしても3年もたって、いまだ流通にのせられないとはモッタイナイことであります。
いただいた椎茸は、凛々しい姿
弾力性も充分!久しぶりに出会ったおいしい椎茸でした。
傘に自然塩パラパラ、太白胡麻油をたら〜りまわしかけて、グリルで焼きました。カリッ、ジュワ〜と、味が濃い〜!
干したり、煮たり、佃煮にしたり、いろいろ楽しんでみます
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「とちぎ酒14」
炊いて食べたら、甘く、モチっとした食感で、想像以上に炊いておいしい。16日に登場します。それにしても大粒、胚芽もビッグ!
●新世代栃木の酒2014
http://www.yohkoyama.com/archives/61150
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